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仁村紗和「上京して8年たっても関西弁が抜けないです」

『男はつらいよ』シリーズ全48作を制覇します!

――普段の生活において仁村さんが自分らしさを感じるのはどんなときですか? 夕方の犬の散歩ですね。歩いているといろんな家から「今日は肉じゃがなんかな、魚なんかな」って匂いを嗅ぎながら、西日に照らされてモフモフの生き物と歩くのがすごくいいですね。仕事のことも考えず、癒される時間です。途中で他の飼い主さんとしゃべったりして。 ――今、仕事以外の時間で興味のあること、関心のあることは? 撮影に入ってしまうと映画もドラマも全然見れなくて、溜まってますね。『スター・ウォーズ』が好きで、王道モノが好きなんですよ。『アベンジャーズ』とか。Disney+の『オビ=ワン・ケノービ』も全然見れてなくて。あ、最近、『男はつらいよ』をちゃんと全シリーズ見ようと思って。 ――ちなみに何作目まで行きましたか? すみません、2作目(『続・男はつらいよ』)まででです……(笑)。あ、こないだ友だちに勧められて第6作目(『純情編』)も見ました。寅さんってオープニングだけでも完成された楽しさがありますよね。倍賞千恵子さん演じるさくらがまた可愛いんですよ。 ――『男はつらいよ』はシリーズ全48作ですが、すべて見れそうですか? はい……約束します(笑)。長い道のりですけど、絶対見ます。 ――個人的に『明日もきっと君に恋をする。』(2016年)などのイメージから、もっと謎めいた人かと想像していたのですが、とても気さくで話しやすかったです。 そうなんです。そっち側の人なんです(笑)。これまでもミステリアスな役とか理系女子とか未亡人とか、ワケありのキャラが多かったのですが(笑)、今回は人間っぽくて、がむしゃらに生きてる人を演じているので、素の自分と近いですね。 まさに「故きを温ねて新しきを知る」。人情味あふれる彼女が演じる“女性版寅さん”をぜひ見てみたい。 取材・文/中村裕一 撮影/高橋慶佑 ヘアメイク/秋鹿裕子(W) スタイリスト/梅田一秀
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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