恋愛・結婚

給料は“推し活”に全振り…グラドルと交際した30代男性の後悔

付き合ってみると「正直めんどうくさいな」

重たい鉄球が付いているビジネスマンの足「ギャップがすごかった。その子はSNSや撮影会では結構サバサバしてるのに、リアルはめちゃくちゃ女の子らしい女の子。普通は“推しの自分しか知らないプライベート”と脳内お花畑にでもなりそうですが、僕は正直めんどうくさいな……と思ってしまったんす」  何より耐えられなかったのは、推し活に制限がかかってしまったことだという。 「彼女はグラドルだから(ライバルでもある)他の子の撮影会には行って欲しくない、ならば理解できます。でも“ライブもダメ”で“他の子のDVDも写真集も買っちゃダメ”、“SNSも見ちゃダメ、フォローもダメ”と無理やり約束させられて、“え、そこまでする?”って引いちゃって」  さらにはAさんと交際中は、彼女の撮影会やイベントがあるときはすべて参加し、なにもない日はデートするという「暗黙のルール」がいつのまにかできていたそうだ。 「撮影会もたまになら構わないけど、毎回参加するっていうのはちょっと……。そもそも付き合う前からすべて参加していたわけではなかったので。彼女も僕のこと(彼氏の存在)を匂わせるような発言をする。ほかのファンから『2人は繋がってるの?』と聞かれたこともあって気まずかった」

彼女にとっては、他の子のライブや撮影会に行くこと=浮気

 しんどくなってしまった慎一郎さんは、彼女に「たまには他の現場にも行きたい」と告げる。その結果、修羅場に……。 「僕にとって現場に行く=趣味なんですが、彼女からしたら“浮気”らしく。話し合っても一方通行すぎたので諦めました」  そして慎一郎さんは彼女に内緒で裏アカウントをつくり、こっそり推し活をしていたが、2ヶ月ほどでバレてしまう。 「たまたま行ったライブにAのファンがいたらしく告げ口されてました(笑)。泣きわめきながら『もう2度とほかの子の現場にいかないで!』とお願いされましたが、『僕には約束できない』と正直に告げました」  Aさんからすぐに別れを切り出されることもなかったそうだが、ギクシャクした雰囲気が解消されることはなく自然消滅。だが、慎一郎さんは「別れられてよかった」と当時を振り返る。
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推しと「別れられてよかった」理由
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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