給料は“推し活”に全振り…グラドルと交際した30代男性の後悔
YouTuberグループ「東海オンエア」のてつやが、“推し”を公言していた元「AKB48」の峯岸みなみと結婚し、大きな話題となった。2人の場合は有名人同士だが、一般人の場合は推しと結婚……いや、そもそも交際すらもできる可能性は低い。とはいえ、かすかな希望を抱いて「推し活」している人も多いんじゃないだろうか。
そんななかで、実際に推しのグラビアアイドルと付き合った経験のある慎一郎さん(32歳・仮名)は「僕の場合は後悔していますねぇ」と苦笑いする。オタクとしての夢を叶えたはずなのに、いったい、なぜなのか?
まずは、慎一郎さんが「推しと交際」するようになった経緯から説明しよう。
慎一郎さんは、高校生時代からアイドルオタク。ライブアイドルからグラビアアイドルまで幅広く推し がいる。
「童顔の可愛い系が好きです。顔がタイプだったら、とにかく1回はライブや撮影会に行きます。それでチェキを撮って話した雰囲気を見て、よければ推します」
慎一郎さんは独身、30代にもかかわらず実家暮らしで、毎月の給料のほぼすべて……約7割を推しに費やすそうだ。
「推しが常に4〜5人いて、毎週末なにかしら現場(ライブや撮影会)があるし、ハシゴすることも多いから1日で5万円前後使うことも多いです。昔推してた子も大きなイベントとかあれば行ってあげるし、DVDや写真集が出たら複数購入は当たり前だし、ライブは推しのチェキ列が過疎ってたらループ(繰り返し並ぶこと)するんで、そのくらいすぐなくなってしまいます」
常に数人の推しがいて週末を楽しく過ごしていた慎一郎さんだが、あるとき、とあるアイドルに告白されるというラッキーハプニングが起きる。
「当時グラドルの中ではいちばん推していたAちゃんから急に『他の子の撮影会にあまり行かないでほしいの』とDMがきまして。急にどうしたんだろう?と思っていたら『ファンとしてじゃなくてスキです』といわれまして」
からかわれているのかな?と不審に感じ、スルーしていたというが「付き合ってほしい」とハッキリいわれ、承諾したそうだ。
「こんなこと初めてでどう対応していいのかわからず気が動転しましたが、お金を払ってまで写真を撮らせてもらってた子から好意を抱いてもらえてるなんて、シンプルに嬉しいじゃないですか。深く考えずにOKしました」
付き合うことになりLINEを交換。しかし、休みの日に数回デートを重ねているうちに、舞い上がるどころかゲンナリしてしまう。
給料の7割を“推し”に費やす30代独身・実家暮らしの会社員
「ファンとしてじゃなくてスキです」
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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