ブログに呪いの言葉を書かれて謎の体調不良に!?
その人と話すとグッタリしてしまう、異様に場が暗くなる、なぜか会話がネガティブになる、体調まで悪くなってくる……そんな人が周りにいないだろうか? ネガティブなオーラを発し、周りの精気を吸い取るこの手の人々を、アメリカでは「エナジーバンパイア」と呼んだりする。原因不明のダルさは、もしかしてバンパイアのせいかもしれない…。
【思い通りにならないと怒りブログに呪いの言葉を書かれた】
芸能誌編集者の梅田香奈さん(仮名・34歳)は、編集部に売り込みに来たカメラマンから被害を受けた。
「人物撮影が得意だというので会ってみました。すると、やってきたのは趣味の悪いジャケットにセーター、黒々とした髪は七三分けの悪目立ちする中年男性。紹介してくれた知人から私や家族のことを根掘り葉掘り聞いていたようで、この時点で不気味に思いました」
そして後日、某芸能人の写真集を出したいと企画書を送ってきた。
「編集会議に出さなくてはならないので、と待っていただくと、連日のように進捗を問うメールの嵐。しかも、回を追うごとに馴れ馴れしくなり、『首をキリンのように長ーくして待ってます』とブリっ子した気持ち悪いメールも来ました。あげく『編集会議で僕がプレゼンします』とエスカレート。やり取りだけで疲れるので返事をせずにいたら、その人のブログに私を呪う言葉があったんです!」
◆不気味な予感は的中しつこいメールに疲弊
ブログの内容は、「僕の家系は代々霊能者を輩出しているから、僕を怒らせた人は今までみんな酷い目に遭っている」というもの。
「そのブログを見て急に具合が悪くなり、生き霊がついているように背中が重くなりました。そればかりか、温厚な上司が打ち合わせ中に突然暴言を吐いてきて。しかも、私に見切りをつけたそのカメラマンは、私の紹介だ、と言って勝手に別の部署に企画の売り込みに行っていたようなのです。紹介なんかしてないのに……」
初対面で不気味な印象を受けたら、バンパイアを疑ったほうがいいかもしれない。
【人気心理カウンセラー、Dr.タツコ・マーティンの教え】
『フェードアウトは困難!とにかく縁を切ること』
この男性はたちの悪い「自己優先バンパイア」と「嘘つきバンパイア」の混合。目的のためには手段を選ばず平気で嘘をつきます。押して駄目なら引いてみたり、お世辞が効かなければ脅したり……じわじわと強い圧力で長期間かけて邪気を吹き込み、相手の心身を衰弱させます。このタイプとはとにかく縁を切ることです。自然消滅させるのは困難でしょう。
【Dr.タツコ・マーティン】
臨床心理学博士、心理カウンセラー。米国ロサンゼルスにてカウンセリング、コーチングを行う。新著「エナジーバンパイア」から身を守る方法』(小社刊)が好評発売中
イラスト/ろくでなし子
― 気力を吸い取る「エナジーバンパイア」撃退法【5】 ―
『「エナジーバンパイア」から身を守る方法』 あなたの周りにもいる、かも? |
この特集の前回記事
ハッシュタグ