仕事

「日本人は賃上げを要求できない」残酷な現実。現役金融マンが苦言

「学習しない国」で勝つのは難しくない

「会社員は1日7分しか学習しない」ことを先述しましたが、これを学習開始への動機とされてはいかがでしょうか。  一般的に最も給料が上がりやすいのは昇進や昇格でしょう。社員全員が昇進するわけではなく、競争に勝利した結果として昇進するはずです。  極端な見方をすれば、競争相手の多くは1日に7分しか学習していません。あなたは日に何時間も学習しなくても優位に立つ可能性が高いと言えます。毎日1時間程度の学習であっても十分にリードできるかもしれない。  競争相手はほとんど学習していない。これはあなたにとってチャンスです。国の呼びかけに反応したライバル達が何も学ばない間に、あなたは先んじて学習を開始すべきなのです。  ろくに学習もせず、賃上げを求めるのはやめましょう。それよりも1日1時間でも学習すれば、今の会社での競争に勝利し給料が上がる見込みは十分ある。 「学習しない国」で勝つのは難しくありません。あとはあなたの覚悟次第です。
金融機関勤務の現役課長、46歳。本業に勤しみながら「半径5mの見え方を変えるnote作家」として執筆活動を行い、SNSで人気に。所属先金融機関では社員初の副業許可をとりつけ、不動産投資の会社も経営している。noteの投稿以外に音声プラットフォーム「voicy」でも配信を開始。初著書『銀行マンの凄すぎる掟 ―クソ環境サバイバル術』が発売中。Xアカウント (@nekoyamamanager
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ