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「無駄な馬券を買わずに済む方法」を競馬誌元編集長が伝授

阪神芝2200mは初角までの距離が長くハイペースになりやすい

競馬

中山芝2500mは内有利が顕著。写真は馬連2-3で決着した2017年の有馬記念

代表的な初角までの距離が長いコース(芝のみ) 新潟芝2000m外(948m) 京都芝1800m(912m) 阪神芝1800m(644m) 阪神芝2200m(530m) 中京芝1400m(516m) ※長い順ではありません。( )内が初角までの距離  芝コースで最も初角までの距離が長いのは新潟芝2000m外回り。向正面直線を延長したポケットからスタートするため、初角となる3コーナーまでは950mほどあります。ポジションを決めるための猶予があるので、先行争いにおける内外の有利不利はほとんどありません。  阪神芝2200mといえば、夏のグランプリ・宝塚記念が行われるコース。また、今年のエリザベス女王杯は京都コースが改修中のため、阪神芝2200mで行われます。スタートから初角となる1コーナーまで500m以上あるため、先行争いが激しくなりやすいうえに、スタート直後の下り坂がハイペースを誘発します。  したがって、内枠の優位性が少なく、差しが決まりやすいのがこのコースの特徴。内枠先行有利のレースで敗れていた差し馬が、阪神芝2200mに替わって巻き返す、というのは1つの穴パターンとして覚えておいて損はありません。

初角までの距離が短いコースを知れば競馬は勝てる 

 競馬ファンの方から、「コースごとの内の有利不利がよく分からない」という嘆きの声を聞くことがあります。  トラックバイアスは、施行時期やコースの起伏など複数の要因が絡み合って発生するのですが、「初角までの距離」を意識するだけでも、かなり頭の中が整理されます。特に、初角までの距離が短いコースの外枠不利を覚えておけば、無理筋の馬券を買ってしまう機会がかなり減るはずですよ。 文/松山崇
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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