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「ジャパンカップ」過去10年のデータが示す“好走濃厚の4頭”は?元競馬誌編集長が解説

ジャパンカップに出走する外国馬の成績は?

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日本馬の総大将ドウデュース。天皇賞(秋)からG1連覇なるか 
写真/橋本健(以下同)

 今週末の中央競馬はジャパンカップ。海外の強豪と日本のトップホースがガチンコでぶつかり合う夢の舞台……だったのですが、近年は様相が異なります。  それもそのはず。直近10年の外国馬の成績は0-0-0-25(左から1着数、2着数、3着数、4着以下数。以下同じ)。延べ25頭が出走して、勝利はおろか、一度たりとも馬券に絡んでいないのです。  こうした過去のデータにならって好走例のない馬を消したり、逆に、特定の条件を重ねることで好走例の多い馬を炙り出す手法は、歴史のある馬券術の一つ。実際、私が20年以上前に競馬誌の編集部に配属されて最初に割り振られた仕事は、週末の競馬新聞を眺めて、専門家の方が用意した消去データに当てはまっている馬をピックアップする作業でした。  温故知新というわけではありませんが、最近、私も暇をみつけては、重賞レースの過去データを検証して、Xでポストするように心掛けています。理屈の有無はともかく、数字上で「買い」や「消し」がハッキリ示されるとワクワクするんですよね。ということで今回は、今週行われるジャパンカップの「買いデータ」「消しデータ」を紹介していきたいと思います。 ※データは過去10年

実績のある父キングマンボ系の馬は「買い」!

・買いデータ① 「前走G2以上&前走1着&前走馬体重490kg以上」 ・4-1-2-3 複勝回収率120% 今年の該当馬:3ドウデュース 9チェルヴィニア 「前走で格のあるレースを勝ち切っている馬格のある馬」ということですね。2023年1番人気1着のイクイノックスや22年3番人気1着のヴェラアズールなどが該当しており、今年は上位人気が目される2頭が当てはまっています。 ・買いデータ② 「父キングマンボ系&5歳以下&国内GⅠ優勝歴あり」 ・2-3-2-2 複勝回収率107% 今年の該当馬:10ドゥレッツァ 14スターズオンアース
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昨年の菊花賞馬ドゥレッツァ。人気も落ち着き、絶好の狙い目になりそう

 キングマンボ系の種牡馬はキングカメハメハ、ルーラーシップ、ロードカナロア、ドゥラメンテ、エイシンフラッシュなど。今年該当の10ドゥレッツァ14スターズオンアースはともにドゥラメンテ産駒で、ドゥレッツァは昨年の菊花賞を、スターズオンアースは22年の桜花賞、オークスを制しています。  実はもう一つ「買いデータ」を準備していたのですが、木曜日に確定した枠順により、該当馬が不在になってしまったので割愛します。
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過去10年で好走例のない「消しデータ」とは?
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馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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