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2度のスピード離婚…遠野なぎこ(43)に聞く“結婚の失敗学”「離婚の痛みは全然ない」

結婚に向いていない人とは?

遠野なぎこ――お仕事が、結婚や離婚の選択に影響を及ぼしたことはありますか? 遠野:それはないです。でも、事務所に「幸せなあなたには興味がないんだよ」って言われたことはありますよ(笑)。 ――え!?事務所にそんなこと言われるんですか!?(笑) 遠野:私が結婚して仕事が減った時に、当時の事務所の社長に言われてビックリしましたよ(笑)。だから離婚したわけではないですけど、離婚したら確かに仕事はまた増えましたね。 ――先ほどの役割ではないですけど、「枠」として求められる部分はあるかもしれませんね。結婚にむいていない人はどんな人だと思いますか? 遠野:私みたいな人なんだろうなぁ。 ――具体的にはどんな性格や考え方を指していますか? 遠野:結婚に意味を見出せない、一人でいることが寂しくない、人に弱みを見せにくい、負けを認めたくない、自分の一番弱い部分を見せるくらいなら、一人で過ごしたいというような性格ですね。

離婚に失恋以上の痛みは「なかった」

――私も元々、「負けを認めたくない」という性格でしたが、結婚生活の中で「ここは自分が負けないと全部が終わってしまう」と思うと、仕方なく負けを認めてしまう事もあります。 遠野:私はそういう男性が好きですよ。逆に私は、いわゆる「男」な価値観の男性とはぶつかってしまうんですね。彼氏や夫に「もっと弱みを見せていいよ」って言われても困ってしまいます。 ――遠野さんご自身のそういう点と、凸凹がうまく合致する人に出会えれば長く続くのかもしれませんね。婚活をしている方の中には結婚という「枠に」とらわれて居たり、「夫婦平等」などを考えがちですが、いびつでも凸凹がうまくハマることが大事なのかもしれませんね。 遠野:でも私は、結婚する意味自体がわからないのでダメかもしれません(笑)。人としてダメなのかもしれないけど、一緒に暮らすのも無理で(笑)。 ――これまで2度の離婚は、普通の失恋以上の痛みがありましたか? 遠野:全然ないです。だから結婚する意味がわからないんでしょうね。
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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