更新日:2022年12月28日 03:05
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日本と違う海外の年末年始。フォンデュ料理が定番の国は? 元旦はクリスマスの“オマケ”扱い

カウントダウンと元日はどう過ごす?

花火

花火はささやかだが、氷点下の澄んだ夜空に上がる様子は神秘的

 スイスでの大晦日の夜は、誰かの家やレストランなどで年越しパーティーを楽しむ人、アルプスのスキーリゾートや外国でカウントダウンという人までいて様々だが、自宅で年を越すという人が実際は一番多いようだ。  やがて午前0時までもう少しという時間になると、町の大聖堂や教会でコンサートが行われ、年が明けた途端花火があちこちで上がり始める。こうして深夜にお酒で再乾杯してさんざん盛り上がった後は、1月2日もしくは3日からの仕事始めに備えるべく、元日は終日、二日酔いと胃もたれの回復につとめる。  そのため在住邦人にとってはかなり物足りない正月となるが、このように心身ともに何となく“消化不良”を感じつつ、新年へのスタートを切っていくのである。 <取材・文・撮影/小島瑞生>
ライター。2009年よりスイス在住。雑誌やウェブサイト、ラジオ等のメディアにてさまざまな情報発信中。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。
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