当たる「おみくじ」の引き方と、効果がある「お守り」の買い方。お坊さんが解説
本当に「効く」お守りがある
せっかくお守りを頂くなら、効果を期待してしまうのが人間だ。松平さんいわく、本職から見て「より効く」お守りはあるが、そうとは説明されずに売られていることもあるらしい。
「たまにあるんですよ。知っている我々から見ると、『これは下手したら千年以上前からココで出してるお守りだ』ってやつ。そういう昔から売られているお守りは、ほかのものより効きますね。ご神木の一部が中に入っているお守りもあります。薬も、効果が高いものは昔から変わらず使われ続けていますよね。それと同じようなものです」
そういった効くお守りを一般人の我々が見分ける方法は、残念ながらないそうだ。しかし、ちょっとした選び方のコツはあるという。
「買うときに『昔からある伝統的なお守りはどれですか?』って聞いてみてください。教えてくれるところもあるので。ただし、古くなくても効くお守りもあります。僧侶や神職などが神仏からお告げを受けて、作り方などを教わったものとか。そういうのは、歴史が浅くても効きますね。お守りはどれだけ『開眼(※神仏の魂を入れること)』をするかで変わってきますから。ただ基本的に、どれだけ効くかは持っている本人によります」
寺社によっては、ホームページでお守りやその由緒を紹介している。行く前にスマホで下調べするのもアリだ。
「お守りは本来、自分の身を守る、もしくは神仏とつながるためのものです。『これで願い事が叶うんだ!』とかは、深く考えないほうがいいですね」
お守りやお札は一年ごとに返すべき?
お守りやお札は一年ごとに返すべきという説があるが、やはり古い物は効果がないのだろうか。
「効果がないわけではありませんが……お札やお守りに込められた力は落ちます。例えば御札は貼っておくだけだと、お寺さんや神社が拝んだパワーだけしかない状態です。お札の力は、頂いた人が拝むことで、ある程度充電されるんです。今の人って、お札に向かって拝みませんよね。それなら一年で換えたほうがいいでしょう」
別の寺社で頂いたものを返したり、お寺で頂いたものを神社に返すのも、基本的にはマナー違反にならないという。
「そこの寺社に嫌がられなければ問題ないです。『うちで出したものじゃないとダメ』って、嫌がるところもあるので。その場合は合わせてください」
大切なのは、粗末にしないこと。お守りやお札を買ったまま放置したり、破いたり汚したりせず、日頃から丁寧に扱おう。
<取材・文/倉本菜生>
―[お坊さんに聞く「初詣」の作法]―
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
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