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ウクライナ女性活動団体が裸になる理由

ヨーロッパを中心に、トップレスでの抗議活動を続けるウクライナの女性社会活動家グループ、「FEMEN」。そんな彼女たちが3月、東日本大震災と福島原発事故から1周年を迎えるにあたり、脱原発と福島の人たちへの激励の意味を込めた抗議活動をするという情報を聞きつけた取材班は、ウクライナの首都・キエフへと飛んだ。

◆親子でトップレス抗議するメンバーも

 取材日当日、彼女たちの“アジト”を訪れると、複数のメンバーたちがすでにプロテストで掲げるプラカードを作っていた。

 6人の若い女性がラフな格好で集う小部屋には、女性の臭いがムンムンと充満しており、まるで女子寮にでも忍び込んだかのようだ。そんな異様な雰囲気のもと、取材班は自らの邪念を追い払いながらインタビューを開始した。

FEMEN

「漢字は絵みたいで面白い!」と皆、興味津々の様子だった

「ウクライナでは外貨獲得のために売春産業、セックスツーリズムが黙認されている。そのせいで、この国の女性には、どこに行っても売春婦のイメージが付きまとう。そんな自分たちの社会的地位を回復するため、今のスタイルのプロテストを’08年に数人で始めたのがきっかけ。今では世界中に、300人以上のメンバーがいるわ」

 ところで彼女たちはなぜ、裸になるのだろうか。主要メンバーのサシャ(23歳)はこう答えた。

「私たちは裸だとは思っていない。プロテスト用のコスチュームに着替えていると思ってるだけ。経済力も政治力もない私たちが社会を変えるには、人々の関心を集めなければならない。そのための最高のコスチュームがこれなの。恥ずかしくなんかないわ、こんなことをしなくてはいけない歪んだ世の中のほうがよっぽど恥ずかしい」

FEMEN

中央がサシャ。FEMEN代表イナの右腕として、数々の抗議活動の先頭に立つ。背が高くモデルのようなルックスだ

 一方で、初めてトップレスでプロテストに参加するという新メンバーのリタ(20歳)は、どこか緊張した面持ちで、こう語った。

「私はやっぱりちょっと恥ずかしいけど……。でも女として、何か社会に影響を与えることがしたいってずっと思っていたから。そんなとき、FEMENを見て、これだって思ったの。親はなんて言ってるかって? まだ内緒……」

 娘の裸が世界中に晒される親の心中は、確かに穏やかではないだろう。しかし、FEMEN代表イナによるとほとんどのメンバーは、家族から活動を認めてもらっているという。

「母は最初は泣いてたわ。もともと、私は政府機関の広報として働いていたけど、この活動のせいでクビになっちゃったからね。でも今は理解してくれて、活動を支えてくれている。あるメンバーの母親なんて、今じゃ一緒にトップレスでプロテストに参加してる。62歳なんだけどね」

 一方で、一番厄介なのはボーイフレンドだとか。

「あるメンバーの彼氏から『俺の女を返せ!』と、鬼気迫る声で電話がかかってきたこともあったわね(笑)」(サシャ)

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「美しい体には生傷も絶えない」

― 独占激写 金髪トップレス抗議集団が日本のために脱いだ!【2】 ―

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