更新日:2023年02月16日 17:14
仕事

元地下アイドルが「夜の副業」告白。日給9000円でもチップは1日最高6万円

ダンサーとして踊ったあとはホステスに

乾杯シーン ショーの内容は生演奏に合わせたセクシーなフロアダンス。ダンサーである私以外は歌手、ピアニスト、ヴァイオリニストとダンサーという4人編成のショーだった。  ダンサーのショータイムはどちらも1日2本で1回につき10分で、火曜日は私1人、金曜日はもう1人いて計2人のダンサーがいた。ステージを囲むように客席が並んでいて、客席では専任ホステスが席についてお客さんに拍手やチップを促して盛り上げる役をやっていた。  ショーは曲の1コーラス目にステージで踊り、2コーラス目で客席を回ってチップをもらい、3コーラス目でまたステージに戻って踊るという構成。1ステージ10分なのでこれを2~3回繰り返す。毎回終演後はチップをくれたお客さんにお礼を言って回り、その後はホステスとして席についておしゃべりしたりした。とはいえ、こちらは専業のホステスの“ヘルプ”という立ち位置。自分が呼んだお客さんがいるとき以外はあくまでヘルプに徹していた。  そのあたりはショーを盛り上げてくれる専業のホステスさんと「持ちつ持たれつ」という感じだ。

日給9000円でもチップは1日最高6万円

 さて気になるギャラとチップについて。基本給は日給9000円。7時から11時半まで働いているので、時給換算すると2000円となる。そしてチップは4人編成のショーでも全額ダンサーの取り分だ。  チップ額の合計はもちろん日によって差があるが、1日でだいたい5000円〜2万5000円といったところ。私が稼いだ1日のチップの合計最高金額は6万円だったが、バブル期のダンサーは50万円にもなったことがあるらしい。
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都心よりも郊外の店がチップを稼げた
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ベトナム7年、オーストリア2年の在住歴を経て、現在はバックパッカー活動中のフリーライター。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員

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