元地下アイドルが「夜の副業」告白。日給9000円でもチップは1日最高6万円
元「地下アイドル」のmiumiuです。一部をのぞいて地下アイドルの収入などたかが知れているので、何かしら副業をしないと生きていけません。前回はライブに出演しながら「ヌードモデル」をしていた当時の経験をお話しましたが、それだけではありません。今回は「ショーパブのダンサー兼ホステス」と「ハウスメイド」の副業についてお伝えしましょう。
読者の中には「地下アイドルがショーパブのダンサー兼ホステス!?」と驚かれる方もいるかもしれない。まあ、確かにフリフリの制服を着て「いつかは地上に」とけなげにがんばっている姿からは想像もできないはず。「国民的アイドルグループの誰それがデビュー前はキャバクラ嬢だった」みたいな報道がときおり出てきては大騒ぎになるように。
だが、私が地下アイドルをしていた10年前の黎明期には、地下アイドルにも大きく分けて2種類あった。一つは先ほど書いた「地上進出」予備軍の「かわいい子」たち。そしてもう一つは「セクシー路線を前面に出したアイドル」で、私が属していたのはこちらのほう。
ライブのあとに会場で手売りするCDのジャケットもギリギリ露出の下着姿があたりまえ。「セクシー女優との境界線」は言いすぎにしても、古くからアイドルの枕詞とされる「清純」とはほど遠い異次元世界にいたことは否めない。
当時、私のまわりにいるような「セクシー路線」の地下アイドルたちにとって、ショーパブは結構人気のアルバイト先だった。
地下とはいえ、それなりに顔が売れてきて街中で声をかけられるようなことが増えてくると「コンビニ店員」とか「居酒屋店員」のような普通のアルバイトをしづらい。不特定多数の人に会う接客業は、「顔バレ」によってストーカー行為の対象になる危険性が高い。よって少人数としか顔をあわせない「ヌードモデル」がいいバイトの一つになるのだが、ショーパブも接客業の中では会う人が少ないのだ。
なによりダンサーなら舞台の場数も踏める。私が「ショーパブのダンサー兼ホステス」の副業を始めたのは、友人のホステスからの紹介だ。彼女は都心に近い繁華街にあるその店の専任ホステスだったが、私はダンサー兼ホステスとして在籍することになった。
ちなみに店には「専任ダンサー」はおらず「専任ホステス」か「ダンサー兼ホステス」として仕事をすることになる。私がこの仕事を始めたときは30歳を過ぎていたので地下アイドルとしては年長者組だったが、ダンサー兼ホステスとしてはごく平均的な年齢層だった。
セクシー路線の地下アイドルに「ショーパブ」の副業が人気だった
「顔バレしない」が副業の条件
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