恋愛・結婚

「就活」以上に「婚活」を頑張るべき3つの理由。婚活で必死になるのは恥ずかしい?

②就職先の人間関係のよし悪しは不可抗力だが、結婚はそれが婚活次第だから

砂浜で寄り添う若いカップル「幸せな人生」の指標は人それぞれの価値観によって異なるでしょう。もちろん仕事での成功で幸せを感じる人も少なくないでしょうが、人間関係の豊かさを重視する人もたくさんいるはず。  人間関係の豊かさは、さらに“恋人(妻)”、“家族”、“友達”、“仲間(同僚)”との関係性として細分化することができますが、婚活を一生懸命がんばっていいパートナーと巡り合えれば、“恋人”や“家族”の要素を確実に満たすことができます。  一方、就活によって、信頼できる同期や後輩、尊敬できる先輩や上司と巡り合える可能性も充分あります。ですが就活でどんな仕事に就くかは努力次第で選択できても、残念ながらどんな仲間と仕事できるかは、いくら努力してもほぼ選択できず、不確かな運任せ。  つまり人間関係の充実度に関して、就活は努力ではどうしようもできない不可抗力の領域なのですが、婚活は努力次第で明確な費用対効果が見込める領域だと言えるのです。  もちろん人生においてのファーストプライオリティが仕事の成功ならば、就活を死ぬ気でがんばるべきですが、もしファーストプライオリティが人間関係の豊かさなのであれば、就活以上に婚活に力を入れたほうが効果的でしょう。

③本気になれば「必死の婚活は恥ずかしい」層よりチャンスが多くなるから

 就活では企業研究やエントリーシート作成、SPI対策や面接練習など、寝る間を惜しんで精を出す人はたくさんいます。しかし、婚活のために睡眠時間を削ってでも必死に研鑽を積むという人は、あまり見たことがありません。  それはおそらく世間の風潮的に、就活で必死になるのは「偉い!」と思ってもらえるけれど、婚活で必死になるのは「恥ずかしい!」と思われてしまうと感じているからではないでしょうか。  そういったバイアスがかかっており、婚活に本当の意味で本気になっている人は少ないため、逆に時間と労力をギリギリまで婚活に費やすことができれば、それがアドバンテージになるわけです。  努力を自分磨きに充てるのももちろん素晴らしいですが、時間と労力を出会いの数を増やすことに全振りしてもいいでしょう。自分と相性バッチリで相思相愛になれるパートナーと出会えるかどうかは、極論、確率の問題だからです。  仮に自分にぴったりの女性が50人に1人いるとしましょう。もしダラダラと婚活しており年間に出会う女性が5人しかいなければ、出会えるまで10年かかってしまう可能性もあります。  ですが婚活に本気で必死になって、「毎週1人ペースで新たな女性と出会えるように活動する」といったノルマを自分に課しておけば、1年以内にはぴったりの女性と出会える計算になります。  必死に努力してもモテ度に関しては劇的に上がる保証はありませんが、必死の努力で出会える人数は確実に稼げるわけですからね。
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婚活で必死になるのは恥ずかしい?
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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