何度も注意をしたのだが、一向に改善しなかったようで、“ジョジョ例え”でうまいことを言ったかのようにドヤ顔をしてくるそうだ。 「なかなか取りづらい場所にネジなどを落とすと、『僕に“ザ・ハンド”の能力があったらいいんですけどね（『ジョジョ』4部で、物を自分に引き寄せることができる虹村億泰のスタンド能力の応用）』と言ってきます」 　何でも『ジョジョ』に例えてくることは、仕事に支障をきたすレベルだった。我慢できなくなった佐田さんは、Bになぜそういう会話をするのかを問いただした。 「B曰く、『多々ミスがあることは自覚しているけど、結局叱られて状況が良くならないので、ちょっとでも雰囲気を和らげようとしている』とのことでした」 　その発言が火に油を注ぐことになっているが、本人はそれに気づいていない。佐田さんは呆れ果てていた。 ＜取材・文／chimi86＞ 2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。