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ビジネスホテルの困った宿泊客「有料ビデオの“声”が部屋からダダ漏れ」

 今年に入ってからネット上で次々と炎上している迷惑動画。大きな社会問題となっているが、これらの数多く存在する迷惑客のごく一部に過ぎない。それに遭っているのは飲食店だけではない。  ビジネスホテルチェーンに勤める中野良晴さん(仮名・36歳)も宿泊客の迷惑行為にたびたび悩まされているひとり。以前、『ビジネスホテルの困った客たち。電気ケトルの“ヘン”な使い方を…』という記事でキムチ鍋を電気ケトルで作っていた宿泊客について証言してくれた人物だが、ほかにもさまざまな迷惑客がいたという。

騒音トラブルは日常茶飯事?

騒音

画像はイメージです

「よくあるのは騒音。ビジネスホテルは集合住宅に比べると部屋同士の壁が薄い構造になっているところが多く、『隣の部屋がうるさいんですけど……』などの苦情は日常的にあります。だから、こちらも感覚が麻痺して慣れっこな部分もありますが、そんな私どもですらドン引きするようなケースもあります」  特に印象に残っているのは、アダルト映像の音声をめぐるトラブル。とある深夜、内線で「隣の部屋がうるさい。どうにかしてくれ!」と苦情が入り、問題の部屋の前まで行くと、アダルト映像のものと思われる嬌声が廊下まで漏れ聞こえていたそうだ。

廊下まで漏れ聞こえる喘ぎ声…

「ペイチャンネルなのかネット動画なのかは不明ですが、間違いなくあれは喘ぎ声。うっすらですが廊下まで音が漏れるほどでボリュームが相当大きいことは理解できました。そこで音量を下げてもらうようにお願いするため、部屋をノックしたのですが返事はなし。2~3回繰り返しても反応がなかったので今度は先程より強めに叩きました。すると、音声が消えて何秒か間が空いてから『はい』って声がようやく聞こえました」  部屋のドアは空くことはなかったが、「申し訳ございませんが、深夜ですのでボリュームを下げていただけないでしょうか」と用件だけ伝えた中野さん。室内の男性からは「すみません」と返事があったのでフロントに戻ったが、それから10分もしないうちに再び同じ部屋からの騒音のクレーム。連絡をくれたのは先程の男性でボリュームが消えたと思ったら、すぐに大音量の嬌声が聞こえてきたという。
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何度も注意しても“鑑賞”をやめない
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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