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スーパー銭湯の大学生バイトが経験した“汚物テロ”「お風呂にあるはずのない物体が」

犯人は結局見つからず…

「運営会社のマニュアルに沿ったものなのかもしれませんが、今なら臨時休業してもおかしくない状況だよなって。比較的空いていた平日昼過ぎの出来事でしたし、浴槽を閉鎖した理由を知っているお客さんは第一発見者の方以外にはほとんどいなかったはずです。おそらく地元の保健所にも何の報告もしていないでしょうし、そこは未だにモヤッとしてますけどね」  だが、一番悪いのは浴槽内で排泄行為をした人物。でも、浴室内には防犯カメラが設置されておらず、フロントや休憩所などに設置された別のカメラでは犯人の特定には至らなかったそうだ。 「私は映像を見ていませんが、後日支配人に尋ねたらそう話していました。しかも、あの日問題の時刻まで子供のお客さんは1人もいなかったらしく、『やったのは間違いなく大人の仕業』だって。普通にお風呂に入ってるだけでは絶対に出ないし、確信犯だとしても単なる羞恥プレーじゃないですか。いったい何のつもりであんな真似をしたのか教えてほしいですよ」

年に数回起こる“銭湯あるある”だった

 とはいえ、驚いたのは支配人が似たようなトラブルにこれまで何度も遭遇していたこと。先輩アルバイトの中にも北谷さんのように過去に処理や清掃を担当した者もいたため、「またあったんだ」とあまり驚いている風には様子はなかったそうだ。 「店長曰く“銭湯あるある”らしく、『頻発してるわけじゃないけど、ウチの店だけでも年に数回は起きてるよ』って。気になって当時ネットで調べたら従業員などの内部関係者やお客さんからと思われる特定の書き込みがいくつもあって、全然珍しいことじゃなかった。私はこのスーパー銭湯で2年半働いてましたけど、このとき以外にもう1回、未解決の汚物テロ事件に遭遇しましたから(笑)」  幼い子供が我慢できずに……というケースならいざ知らず、やらかしたのが大人なら言い訳はできない。悪ふざけなのか特殊な性癖の持ち主による犯行なのかは不明だが、こんなマネはくれぐれもやめてもらいたいものだ。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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