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スーパー銭湯の大学生バイトが経験した“汚物テロ”「お風呂にあるはずのない物体が」

 大浴場や露天風呂などがある温泉宿や公衆浴場によって衛生管理は、マナーではなく法律で定められた義務。今年2月、福岡県内の老舗温泉旅館で基準値の約3700倍ものレジオネラ菌が検出されていたことが大きく報じられたが、同旅館がお湯の交換をしていたのは年2回の休館日のみ。そのずさんな管理が明らかになって炎上したが、なかには迷惑客によって不衛生極まりない嫌がらせを受けることもあるようだ。
銭湯

画像はイメージです(以下同じ)

「トイレにあるはずの物体」がなぜ…

 大学時代にスーパー銭湯でアルバイトしていた北谷恒佑さん(仮名・32歳)は、営業中の大浴槽に沈んでいる排せつ物を実際に目撃。その衝撃的すぎる体験を昨日のことのように覚えているという。 「更衣室でバスマットを交換していると、大浴場から上がってきた20代くらいの若い男性が『すみません、浴槽に何か沈んでるんですけど……』と困惑した表情で話しかけてきたんです。この時点では状況を理解していませんでしたが、案内された浴槽を上からのぞき込むと、茶褐色の物体が隅っこのほうに沈んでいました。ただ、男性は『アレですよね……』と言っていたため、最初からブツの正体には気づいていたようです」

斜め上の展開に思わず…

 ただし、北谷さんは想定すらしていなかった斜め上の展開にテンパってしまい、思わず口から出たのは「ありがとうございます」の一言。これには思わず男性も「エッ?」という表情でキョトンとしていたそうだ。 「『連絡してくださり、ありがとうございました』と言うつもりだったのですが、完全に言葉足らずでした(苦笑)。慌てて言い直したら理解してくれましたが、大変だったのはここからでした」
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支配人からの指示で回収させられるハメに
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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