恋愛・結婚

生活苦で“熟女キャバ嬢”48歳がパパ活初体験。本音は「生理的に全員NGだった」

デートの1人目は65歳の不動産社長

「お店によってやり方が異なるかもしれませんが、私が入会したデートクラブでは1か月で10~15人のパパのプロフィールをメールで送ってもらいました。いわゆる紹介です。生理的に全員NGだったのですが、生活費を稼ぐために我慢しようと、無理やり3人に絞ってお会いしました」  百合恵さんが出会った1人目は65歳の不動産社長。資産家で外国産の車を乗り回していた。銀座の鉄板焼専門店や高給寿司店で、時短営業の合間を縫ってのデートだった。 「最初のデートでAクラスの3万円をもらいました。でも次のデートでいきなりお小遣いとして20万円。その後も会うたびに20万円を差し出されるんです。キャバクラの月給の半分以上を1回で支払うって、どういうこと?と戸惑うばかりで、4回目のときに『こんなにいただくわけにはいかない』と返金したら『君は可愛いね』とプロポーズされたんです」

無粋さにムカついた2人目の交際相手

パパ活

※この写真はイメージです

 さらに、両親に挨拶したいとしつこく言い寄ってきたので驚いたという百合恵さん。「こちらは仕事と割り切っているので、結婚は無理です」と言って、きっぱり別れたという。 「キャバクラの給料は時給と指名料がトータルされて店から支払われます。でもパパ活の対価は相手の言い値。相手次第の対価なので、だんだん自分が個人事業主みたいに思えてしまい、パパ活が“虚業”のように感じてしまいました」 「生活に困っているからといって、虚業のような仕事を続けていいものだろうか」と百合恵さんは迷っていた。傍目にはわかりづらいが、彼女の中にはキャバクラとパパ活には明確な線引きがあったという。 「その迷いが払しょくしないまま、次の相手に出会うことになり、2人目は50代後半の上場企業の重役でデート代3万円でした。でも、二人きりで会っているのに家族の話を繰り返す無粋さにムカつきました。イライラして『そんなに家族が大事なら、さっさとお家へ帰ったほうがいいんじゃない』と言って別れました」
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「私はソープ嬢じゃない」と帰った3人目
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コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪

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