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「首を絞められた」風俗嬢からの緊急SOS…歌舞伎町のレンタルルーム経営者に聞く“仰天トラブル”

“歌舞伎町名物”有名な立ちんぼが出没

 金銭にまつわるトラブルとしては、こんな事例もあったという。 「歌舞伎町名物といわれるほど有名な立ちんぼで、2000年代のヤマンバギャルみたいな格好をしたおばさんがいるんですけど、この人があらゆるラブホを出禁になっている問題人物なんです。それで、レンタルルームに流れてくるようになったんですが、ある日うちに来たとき“籠城”されてしまったんです」  Aさん曰く、一人で来店したヤマンバおばさん(ヤマンバ)は退室時間になってもフロントに現れず、内線で呼びかけたところ「男が金を持ってくるからそれまで待ってほしい」と返答。そこで1時間ほど待ったが男は現れず、ヤマンバは内線にもノックにも応じなくなったという。 「仕方なく警察に来てもらったんですが、『男が持ってくるっつってんだろ!!!』とヤマンバが部屋の中から怒鳴った瞬間、警官の顔つきが変わりました。各所で出禁を喰らっているだけあって警察内部でも有名人らしく、声でわかったそうです。そこからは対応も激変して『開けろオラ!』とか『じゃあその男はいつ来んだよテメエー!?』とか、マル暴みたいで凄かったですよ。結局ヤマンバはその場でつまみ出されて出禁にしたんですけど、その後も男の影に隠れて入ろうとしてきたり……ホント参りました」  店からすればただの迷惑客だが、ヤマンバもそのような生き方をせざるを得ない、逼迫した事情があるのだろう。路上で客を取る女性の誰もが、彼女のような存在になり得るとも言える。

「首を絞められた」女装したオッサンも

レンタルルーム

タオルなどのアメニティグッズは整備されていることも多い(※画像はイメージ)

「金銭トラブル以外だと、身の危険を感じた女の子から内線で助けを求められることもあります。あくまで中立の立場で接するようにはしてるんですけど、度肝を抜かれることもありますね。印象に残っているのは、女装したおっさんです」  Aさんが聞いたところによると、本格的な女装はさておき、中途半端な女装をしたおっさんは危険人物が多いらしい。 「その日も風俗系の女の子からSOSの内線が入って、部屋に急行すると女装したおっさんがスタンガンを持って佇んでいました。女の子いわく『首を絞められた』そうで、警察を呼ぼうとしたらなぜかおっさんが自分で通報していました。スタンガンは護身用に持っていたそうです。お前が一番危ねえだろっていう……。まあでも、これくらいのことなら他の店やラブホでも起こっているんじゃないでしょうか」
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レンタルルームはゲイカップルの利用客も
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2015年よりライターとして活動中。実話誌を主戦場に、国内外の裏社会事情や珍事件、B級ニュースなどを追い続けている。イベンターとしても活動しており、東京都・阿佐ヶ谷のライブハウス「南阿佐ヶ谷Talking Boxトーキングボックス」で月に1回、出版関係者を招いたトークイベントを開催中。Twitter:@zerojirou

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