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「首を絞められた」風俗嬢からの緊急SOS…歌舞伎町のレンタルルーム経営者に聞く“仰天トラブル”

レンタルルームはゲイカップルの利用客も

 では、ラブホでは起こり得ない、レンタルルームならではの光景にはどのようなものがあるのだろうか? 「ほとんどのラブホではNGとされているんですが、レンタルルームは(店舗にもよりますが)ゲイの男性カップルも利用することが可能です。ただ、ゲイ特有のトラブルというものもあり、ひとつは未成年売春です。  女の子と違って未成年の男の子は見極めが難しく、うっかり入店を許してしまったこともあります。しかし、そういう男の子が仮に補導された場合、利用したレンタルルームにも当然捜査の手が及びます。こういう事例で営業停止を食らう店は少なくないそうで、警察の方からも注意喚起されていますね」  ゲイカップル側のレンタルルーム需要は高いらしく、一時は店の内装も彼らを意識した作りに変えたという。LGBTに対する価値観が世界的に見直されているなか、彼ら/彼女らは今後市場にとって重要な存在になるかもしれない。しかし、ゲイカップルにはもうひとつ悩みのタネがあるという。

あるゲイカップルが残したもの

レンタルルーム

レンタルルームに浴槽はなくシャワーのみ(※画像はイメージ)

「ゲイの方々はなんというか、汚し方が豪快なんですよね。その……浣腸とか使ったりするじゃないですか。汚物を排水口に無理やり流して詰まらせたり、そういうことはよくあります。こっちはもう慣れてるんで、どうせならビニール袋とかにまとめておいてもらえると助かりますね」  色んな意味で特殊な環境といえるレンタルルームだが、業務自体はシンプルで、バイトの応募は絶えないそうだ。 「志望動機は怖いもの見たさというか、好奇心で来る人が多いですけど、そういう人は長続きしませんね(笑)。ただ、業務は受付と清掃くらいだし、先に述べたようなトラブルもそうそう起こるわけではないので、バイトとしてはラクな部類だと思います。お客さんがいない時は、基本的に好きに過ごしていいので、うちで仕事しながら勉強もして、立派な資格を取った大学生の子とかもいましたよ」
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意外とラク?バイト応募は絶えない
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2015年よりライターとして活動中。実話誌を主戦場に、国内外の裏社会事情や珍事件、B級ニュースなどを追い続けている。イベンターとしても活動しており、東京都・阿佐ヶ谷のライブハウス「南阿佐ヶ谷Talking Boxトーキングボックス」で月に1回、出版関係者を招いたトークイベントを開催中。Twitter:@zerojirou

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