さらに、「LOVE修行」「ハートの脱出ゲーム」「ロックだよ、人生は…」の3曲では、こちらも約3年ぶりにメンバーがステージを下りて客席を歩きながらパフォーマンス。至近距離からの“ファンサ”でコンサートを盛り上げた。 　そして、アンコールに突入して最新シングルの「どうしても君が好きだ」などを披露し、コンサートがまもなく終わろうかというところで、ステージ上のモニターで突如VTRがスタート。秋から16人体制の劇場公演が復活し、それに伴って現在のチーム制とキャプテン制を休止。正規メンバーと研究生という区分の新体制になることがサプライズ発表された。 メンバーの間に動揺が走る中、向井地美音は「チームごとにやっと初日から1年くらい経って、各チームの色が出てきたタイミングで、『今のこのチームが好き』って推してくれている方も増えてきている実感があるので、ここで休止というのはすごく寂しいとしか言いようがないんですけれども、新体制でいろんな組み合わせで劇場公演ができるので」と、驚きながらも発表直後の率直な胸中を吐露。 　柏木由紀も「チームの良さもあるけど、これから本当に全員がAKB、同じグループの一員ということで、箱推しみたいな方も増えたらいいなと思います」と前向きな言葉を紡いだ。 取材・文・撮影／須田紫苑