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異色の“コスプレ漫画”作者が明かす「すごい速さで成長している」界隈のリアル<漫画>

男装と女装は「文化が違う」

——最近のコスプレ文化で、すずはねさんが気になっているものがあればお聞かせください。 すずはね:男装コスプレイヤーさんたちの界隈は作品内で登場させたいので、ぜひ取材させていただきたいと思っています。(女性が女性キャラクターのコスプレをする)女装レイヤー界隈よりも女性比率が高く、また違った文化や不文律があると聞いています。 Twitterでお写真を拝見すると本当に男性のイケメンキャラにしか見えないことが多くて、男装メイクや加工についてももっと勉強したいです。 あとは、人気のプロコスプレイヤーさんたちの影響なのか、最近は「コスプレイヤーになりたくてコスプレを始める人」がいるという話も耳にしていて、すごく気になっています。 いわゆる作品が好きでコスプレを始めて、気がついたらコスプレって趣味にハマってるっていうイメージとは違いますよね。その新しい流れが興味深いです。

取材効果で人物描写に厚みが

——リアルな作品を描くために、どのように取材されているのでしょか? すずはね:対面やオンライン通話が多いです。背景用にイベント会場などを取材するときは、自分でカメラを持参して写真を撮っています。TwitterのDM・質問箱・メールに送ってきてくれる方の情報もすごくありがたいですね。 ——取材をするようになって、作品のつくり方に変化はありましたか? すずはね:変化はかなりありました。人物の内面への掘り下げ、人間関係に比重をおくようになったのは、取材をして現実のコスプレ界隈に触れたからだと思います。
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コスプレ文化は「すごい速さで成長している」
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フリーライター。サブカルチャーとグルメ、自由業のキャリアに関心があります
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