異色の“コスプレ漫画”作者が明かす「すごい速さで成長している」界隈のリアル<漫画>
マウント、対人トラブル、そして憧れ……。ヤンチャンWebで連載中の『コスは淫らな仮面~オートクチュール~』は、コスプレ文化の光と影を描き、界隈内外から強い反響を呼んでいる。
今回は、作者の「すずはねすず」さん(@suzuhane)に、実在のコスプレ界隈との関連性、コスプレ文化について思うことを語ってもらった。
——コスプレ界隈をリアルに描いていることが話題ですが、どの程度実話をもとにしているのでしょうか?
すずはねすず(以下すずはね):『コスは淫らな仮面』はフィクションなので、取材をもとにしたネタと創作のネタが混在しています。
ですが、完全創作のネタに対して界隈の人から「これあるよねー」とか「聞いたことある!」といった反応をもらうことが結構あって。そんなときは「事実は小説より奇なりだ……!」と驚きますね。
——コスプレイヤーやカメラマンの読者からはどのような反響が寄せられますか?
すずはね:初期の作品には「コスプレを扱うならもっとちゃんと扱ってほしい」「これを見て変な奴が増えるのが嫌だ」といった厳しい意見もありました。また好意的な感想も、あくまでも“コスプレを題材にした創作物”として面白いという感じの反響が多かったです。
でも、『コスは淫らな仮面~オートクチュール~』や近年個人で制作している作品には、共感やその人のコスプレに対する想いや考えを付け加えられたリアルな感想をいただくことが増えましたね。
——特に共感が寄せられたシーンを教えてください。
すずはね:『コスは淫らな仮面~オートクチュール~』の中にも出てくる、“トラブルあるある”を描いた『コスプレ界隈事件簿』には毎回たくさんの共感が寄せられています(笑)。
過去描いたものからかいつまむと、レイヤーさんが「ロケに行った写真よりも自撮り写真の方がSNSの反応がいい」と言っているシーンや、カメラマンが「自撮りアプリとrawデータの違いがわからないのに」とキレるシーンなどですかね。
「事実は小説より奇なり」を地でいっていた
レイヤーやカメラマンからも共感の声が
フリーライター。サブカルチャーとグルメ、自由業のキャリアに関心があります
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