“慶応卒コンビ”がUber配達員を経てYouTuberになったワケ「20代は挫折を繰り返した」
さまざまな人生の行く末を描く“末路系”動画クリエイターとして人気を博している『東京ウーバーズ』。『親に見捨てられたニートの末路』『宝くじの当選を隠そうとした人の末路』など、リアルで多様な人生を描いたコント動画が共感を呼び、YouTube・TikTokで100万回再生越えバズを連発している。
名前の通り、メンバーは元Uber Eats配達員のたつみさんとつじさんだ。今回は、2人に下積み時代と、動画をつくることで過去の挫折が報われた経験を聞いた。
——つじさんとたつみさんの出会いはいつなのでしょうか?
つじ:2人とも慶応義塾大学卒、同じ学部、同じ学科の同級生です!
たつみ:同級生のアラサー同士ですが、実は2歳年が離れています。でも僕が1浪1留しているのでつじが追いついてくれました。
——動画投稿をはじめたのはいつですか?
たつみ:1浪1留で大学を卒業してから2年間児童養護施設でボランティアをしたので、4年遅れで新社会人になりました。その後ITエンジニアと経理として働いていました。つじとは社会人になってからもずっと仲がよくて。彼と遊ぶときって「プロジェクトを成し遂げよう!」みたいなノリがあって。
つじ:「著作権が切れている浮世絵をTシャツにして海外に売るぞ!」とか、しょうもないのも多かったんですけどね(笑)。
たつみ:そのプロジェクトの1つがTikTokでした。僕が経理目線から、お金に関する教育系動画をアップしたんですね。当時は顔出しもしませんでしたが、それが結構バズりました。
——そこから『東京ウーバーズ』結成までの経緯を教えてください。
たつみ:それまでは人にウケることじゃなくて、自分がやりたいことをやって、失敗するみたいなのを繰り返す人生でした。でも今回はバズって結果も出たので、今度こそいけるんじゃないかと思って会社を辞めました。そこからつじを誘った感じですね。
つじ:僕は2年働いた化粧品会社を辞めて、起業していました。でもコロナ禍なのもあって製品が売れず、Uber Eatsの配達ばかりやっていたんです。そんなときにたつみに誘われて。お金はなかったけど時間はあったので、軽いノリで「いいよ!」って。
2人は慶応の同級生
「いけるんじゃないか」と思って会社を辞めた
フリーライター。サブカルチャーとグルメ、自由業のキャリアに関心があります
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