恋愛・結婚

友人の夫と不倫関係に。31歳女性が「頭から離れない」と語った“間違い電話作戦”の顛末

B子の旦那に電話をかけてみたら…

 ジャンケンの結果、間違い電話は、いちばんにC子の彼氏、次にD子の旦那。3番目が菜穂さんの旦那、そして最後がB子さんの旦那という順番に。菜穂さん含むB子さん以外の彼氏や旦那はアッサリと電話を切ったため、何事もなくこのまま終了かと誰もが思っていた。 「B子の旦那、Y(40歳)に間違い電話のフリをしてかけたのが、私です。ほかのみんなと同じように、素っ気ない態度ですぐに電話を切られて終わりだと思っていました。でもYは、すごく丁寧なしゃべり方で好印象。電話を切る前は、配慮ある言葉もかけてくれました」  Yは菜穂さんに「僕も仕事ではじめてかける番号だと、かけ間違えてしまうこともあります。お気になさらず」といった気遣いの言葉をかけて電話を切ったのだ。夜になってみんなが帰っても、予想とは違ったYの対応が頭から離れなかったとか。

「今度は僕が間違えてしまいましたね」

スマホ 女性「スマホが鳴ったのは、お風呂にでも入って酔いを醒まそうと思っていたタイミング。表示された番号には見覚えがあり、Yだとすぐにわかりました。どうして電話が?という思いとともに、昼間の紳士的な対応を思い出してドキドキ。すぐに電話に出ました」  このときYは、ほかの人と間違えたフリをして菜穂さんに電話をしている。けれど、この時点では菜穂さんは事情を知らない。「間違っていますよ」そう言ってすぐ切るつもりだったが、「今度は僕が間違えてしまいましたね」などと言ってきて、切る気配はない。  すぐB子に「怪しい」と報告しようとも思ったが、Yがこのあとどんな態度に出るのかワクワクしてきて、「間違い電話だったけれど、感じのいい人だなと思うと頭から離れなくて……」と、気がついたら話を引き延ばしていたという。
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何度も電話をするうち不倫関係に
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ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
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