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競馬で9370万円を的中させた芸人が‟稼ぐメンタル”を語る。「負けを知らない人は勝者になれない」

負けることに慣れる

じゃい氏「負けることに慣れたらダメでしょ!」。おそらく、そう思われる方も多いと思います。  ここで僕がお伝えしたいのは、あくまで勝つために、負けに慣れるということです。肉を切らせて骨を断つのです。  将棋のプロ棋士は、相手に飛車をタダで取らせて王を捕らえます。ギャンブルに負けて悔しがっている人を将棋で例えると、歩を取られて悔しがっているのと同じです。目の前の出来事で、一喜一憂しすぎている人が多いのです。  麻雀でも、振り込みを恐れて負けている人が多いです。麻雀プロでも意外といますが、リスクを背負えない人で勝っている人を僕は知りません。目先の勝ち負けではなく、もっと大きな枠で考えないといけません。  大谷翔平選手の三振は負けでしょうか?  藤井聡太竜王も2割は負けます。  競馬でも、未来からやってきた人でない限り、全レース当てることは不可能です。  ポーカーでも、1戦単位の勝ち負けにとらわれていては、最終的な勝ちは望めません。ときにはリスクを背負った決断や、相手の癖を読むための必要な負けもあります。元プロボクサーで5階級制覇の王者フロイド・メイウェザーも、1ラウンド目は、相手に打たれてでも癖を読みにいきます。  麻雀でも、ミスをしてしまったときの負けと、正着を打ったときの負けでは意味合いが全く違います。ですが、多くの人はその違いに気づいていません。  麻雀には、いい振り込みと悪い振り込みがあります。 8000点の放銃でも、内容次第では仕方ないこともあります。  ですが、いい放銃でも悪い放銃でも「わー! やっちまった!」「あのとき、そうしなければよかった」と考えてしまう人が多いのです。  つまり、放銃=ミスだと思っている人がほとんどなのです。そして、自分の選択を後悔し、メンタルがブレてしまい、プレイスタイルが崩れてしまいます。

負けを知らない人は真の勝者にはなれない

 負けの中にも、いい負けと悪い負けがあります。それを理解することが必要なのです。  もちろん正着かミスかの判断は非常に難しいので、一朝一夕でできるものではありません。しかし、鍛錬を積み重ねれば、正着なのか、ミスなのか理解できるようになります。必要なリスクだったのか、無謀なチャレンジだったのか、肌感覚で分かるようになるでしょう。  それを習得するためには、長い目で見たときの勝ちがあることを理解し、負けに慣れるメンタルコントロールが必要です。  負けを知らない人は、真の勝者にはなれないのです。
1972年神奈川県生まれ。「おつかれちゃーん」でお馴染みのお笑いトリオ「インスタントジョンソン」のボケ。パチプロだった祖父の遺伝かギャンブル全般に強く、2009年にはギャンブルで貯めた5000万円でマンションを購入。また、WIN5で2022年8月に9370万円、2014年に4432万円、2012年に3775万円、トリプル馬単を2020年に6410万円的中させている。現在は、チャンネル登録者数21万人を超えるYouTubeチャンネル「じゃいちゅ~ぶ」や、ニコニコチャンネル「じゃいチューブ(笑)」で競馬や麻雀などを中心に発信している。
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