競馬で9370万円を的中させた芸人が‟稼ぐメンタル”を語る。「負けを知らない人は勝者になれない」
みなさんは「ギャンブルに必要なことは?」と聞かれたら何を思い浮かべるでしょうか?
運、データ、緻密な計算、統計などいろいろあるでしょう。もちろんこれらも大切ですが、私はギャンブルで勝つために一番重要なのはメンタルだと考えています。
(本記事は、じゃい著『稼ぐメンタル〜ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方〜』より抜粋したものです)
まずギャンブラーの誤謬(ごびゅう)とは何か?
ある事象が続いたときに「次も同じ事象が続くのではないか」と錯覚してしまう心理のことを指します。
例えばコインが10回連続で表が出たら、「その次も表が出るのではないか」と思ってしまうことです。
逆もしかりですね。10回連続で裏が出たら、「次こそは表が出るのではないか?」と思ってしまう。これもギャンブルの誤謬です。
あくまで確率は2分の1です。それ以上でもそれ以下でもありません。ですが、ギャンブラーの誤謬に翻弄されている人が意外と多い印象です。
ルーレットで赤が10回続く、バカラでプレイヤーが10回連続で勝つ。パチンコの継続率80%の台で3回連続1回で終わる。麻雀でも4回連続最下位で、1回アガれない。テキサスホールデムで、エーシーズ(Aが2枚)で3回連続負けた。
連続する確率で見るとかなり低いはずなのに、このように続くと確率以外のものが働いている気持ちになります。こういう場面に遭遇したとき、人はメンタルをブレさせてしまうのです。
しかし、これらはまやかしだと思ってください。確率が0でない限り、確実に起きうるものです。
長い目で見れば確率は収束されていくので、万が一、考えられないくらい確率の低い事象が起こったとしても、惑わされないでください。
ブレないメンタルを保ち、不条理を楽しむくらいの気持ちで、プレイができるといいかもしれません。
この流れに乗れるのか?
乗れないときはどのようなメンタルでいるべきなのだろうか?
この波に対して、どう対処するのかがギャンブルでは重要になってきます。バカラでツイてない人の逆張りをするのも、確率上なんの意味もありませんが、流れに乗ってみる方法としてアリだと思います。
科学では証明できない流れがあると僕は思っていますし、流れを利用してギャンブルをすることもよくあります。流れがあると思ってギャンブルに向き合うと、見える世界が変わります。
確率の基本を理解した上で、流れと上手く付き合えると、ギャンブルを楽しむことができるし、上級者の仲間入りができるようになります。
メンタルを保つためには、確率上おかしなことや、不条理なことが起きても「ただの確率の乱数にすぎない」「流れに身を任せてみよう」など、余裕を持って向き合うことで冷静な判断ができるようになるでしょう。
ギャンブラーの誤謬に騙されない
確率が0でない限り、確実に起こりうる
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1972年神奈川県生まれ。「おつかれちゃーん」でお馴染みのお笑いトリオ「インスタントジョンソン」のボケ。パチプロだった祖父の遺伝かギャンブル全般に強く、2009年にはギャンブルで貯めた5000万円でマンションを購入。また、WIN5で2022年8月に9370万円、2014年に4432万円、2012年に3775万円、トリプル馬単を2020年に6410万円的中させている。現在は、チャンネル登録者数21万人を超えるYouTubeチャンネル「じゃいちゅ~ぶ」や、ニコニコチャンネル「じゃいチューブ(笑)」で競馬や麻雀などを中心に発信している。
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