2万円のスニーカーが20万円に。スニーカー投資“値上がりのカラクリ”をプロが解説
私たちが日常的に履いているスニーカー。実は、このスニーカーがいま、マンションや株のように“投資対象”となっていることをご存知だろうか。
たとえば、人気スニーカーともなれば、持っているだけで数年で価値が上がり、レアものとなると1万円程度で購入した商品がたった数ヶ月で10万円を超えて二次流通サイトで販売されて即売れというから驚きだ。
一体、スニーカー投資とは何なのか? その実態について、自身もスニーカーを年間約400足購入するスニーカー投資家の「しょう先生」に語ってもらった(以下、本人寄稿)。
いきなり、「スニーカー投資家」と言われても驚かれるかもしれません。多くの人がまだスニーカー投資について詳しくは知らないでしょう。
スニーカー投資の第一の魅力は、他の投資よりも比較的安価にはじめることができる点です。世の中には株、不動産はもちろん、最近は人気輸入車など事実上投資商品となっているような、さまざまな金融商品があります。
その中には一度の投資で数十万円から数千万円が必要な金融商品が少なくありません。たとえば、近年高騰を続けているメルセデスGクラスの新車価格は約1300万円から。新車として購入してすぐ売却しても数百万円の“利益”が出るとはいえ、大変高額です。その点、スニーカーは1足1〜2万円程度のものが多いので、他の投資よりも必要な金額が少なく済むんです。
しかし、投資金額が少額だからといって侮ってはいけません。1万円台のスニーカーが10万円台まで価値が向上することも珍しくないのです。また、スニーカー需要は常にあり、いつでも現金化しやすいのも嬉しい点です。
何と言っても、おしゃれでかっこいいスニーカーを自分自身で保有できる点が最高です! もともと、私は中学時代から大のスニーカー好きで、レアなアイテムを集めるためにネットオークションで高額で落札したり、親にわがままを言って隣の県までスニーカーを買いに行くほどの“スニーカーオタク”でした。
スニーカーは自宅に飾って見て楽しみ、たまに履いて、そして次のスニーカーが欲しくなったら売却し、またスニーカーを買う……。いま、私はそんなスニーカー中心の生活を送っています。
スニーカーは車や不動産と比べて圧倒的に小さいので場所も取りませんし、仮に中古であっても大きく値崩れしないのが特徴です。なぜなら、各アイテムの生産数が決まっており、人気アイテムの場合時間の経過とともに“レア度”が増すからです。
気に入ったスニーカーは一度履いてみて売る、そして次のスニーカーを仕入れて履き、そして売るといったサイクルを、少ない初期費用で始められるのです。
続いて、どのようにしてスニーカー投資をすればよいのか、そのノウハウを少しだけご紹介します。
1万円台が「10万円台に化ける」ことも
中古でも大きく値崩れしない
年間約400足のスニーカーを購入するスニーカー投資家。高校まで強豪校でサッカーに打ち込み、18歳で地元の工場に就職。その後一念発起し、北陸地方の国立大学に入学。工場勤務で学費を稼ぎながら大学に通う。在学時、貯金を元手に上場株式投資を始めるも、大好きなスニーカーの魅力に惹かれ、現在はスニーカー投資だけの生活を送っている。Instagram:@sho_snkrspro
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