世界中の格闘家や暗殺者から命を狙われる…「天然サラリーマン」の意外すぎる“正体”<漫画>
一見すると平凡なサラリーマンの赤森六男は、伝説の殺法術「背神活殺流拳法」を駆使する闇の武術家だった。穏やかな社会生活を送っていた六男だが、その存在が知れ渡ったことで、世界中の格闘家や暗殺者、さらには巨大組織から命を狙われることに――。
サツドウ』は、ヤンマガWeb(@yanmagaweb)にも毎週掲載。個性的で魅力ある登場人物、手に汗握るバトルアクション、先の読めないストーリー展開などが評判となり、単行本第1巻が発売即重版となるほどの人気ぶりだ。
新たな“最強”を爆誕させたのは、Twitterでバズツイートを連発していることでも有名な漫画原作者の雪永ちっちさん(@tittiisme)。そんな雪永さんに『サツドウ』連載の経緯や創作の背景などのお話を聞いた。また、記事の最後には『サツドウ』の第1話を特別に公開。ぜひ最後まで読み進めてほしい。
【後半記事を読む】⇒特殊すぎる家庭環境の“最強”サラリーマンが生まれたワケ「第1話は15回修正した」<漫画>
――前作『ろこぽん』のヤンマガWEB連載から、『サツドウ』の週刊ヤングマガジン本誌連載までの経緯について教えてください。
雪永ちっち(以下、雪永):間隔が短いと思われたかもしれませんが、実は『サツドウ』は、僕が『ろこぽん』連載デビューする前に描いた作品です。『ろこぽん』が連載会議を通過して連載が開始するまでの間がめちゃくちゃヒマだったので、もう1つ連載会議に出そうと思って出したのが『サツドウ』で、こちらも運よく連載決定となりました。つまり、『サツドウ』の連載決定は『ろこぽん』とほぼ同時期に決まっていました。
連載会議提出用のネーム3話分を描いてから、『ろこぽん』の連載が開始し、この連載が終了した後、『サツドウ』の4話目を描き始めました。1~3話目はデビュー前に描いたもので、4話目は連載経験を経てから描いたものなので、執筆時における作者としての経験値が3話目の前と後とでだいぶ違います。
読者の中にも「この漫画は開始当初と若干テイストが変わってない?」と指摘されている方がいらっしゃいます。この指摘を受けて、「本当に鋭いな」と僕は思いました。自分で1~3話目を読み返してみると、良くも悪くも勢い任せで未熟だと感じます。
――『サツドウ』をネームとして出そうと思ったのはなぜでしょうか?
雪永:『ろこぽん』は宇宙人が主人公だったので、『サツドウ』は現実世界の話にしたかったんです。「リアルな話を書きたい」という気持ちがありました。
2023年1月に週刊ヤングマガジン本誌で連載スタートした『
もう1つ連載会議に出そうと思ってた作品
「リアルな話を書きたい」
家庭教師&ライター。アート、オカルト、教育を軸に、広く文化全般が興味関心の対象です。まじめに教材作成をする一方、サブカル、妖怪、アングラ、フェチなどに関連するイベントを取材します。水木しげる御大がお亡くなりになった年に「境港妖怪検定」上級合格、数少ない上級妖怪博士になりました。著書『がんばらなくても偏差値が10あがる中学生の勉強法70のヒント』、教育サイト「みみずく戦略室」、Twitterアカウント:@mimizuku_tutor
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