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‟日本ダービーしかやらない”人のための的中馬券を導き出す3つのチェックポイント

コンビの絆が鍵を握る!?

競馬

横山典弘騎手が継続騎乗するトップナイフ。内目の枠を得たここは面白い存在になりそうだ 
写真/橋本健

 ダービーは乗り替わりの馬が苦戦するレースとして知られています。データをみると一目瞭然。 継続騎乗 19-15-14-187 単勝回収率87% 複勝回収率62% 乗り替わり 1-5-6-110 単勝回収率9% 複勝回収率82%  直近20年で継続騎乗が19勝、乗り替わりで勝利したのは21年のシャフリヤールしかいません。このシャフリヤールもデビュー2戦で騎乗していた福永騎手へ戻ったもの。初めてレースでその馬に騎乗する「テン乗り」での勝利は、実に1954年のゴールデンウエーブまで遡らないといけないとか。

「テン乗り」の呪縛を解くことができるのか

 継続騎乗の方がその馬の癖を知っているというアドバンテージがありますし、ダービーに向けて競馬を教えていけるというメリットもあります。一流騎手が能力を見極めて、より可能性の高い方の馬を“選択”しているという側面もあるでしょう。今年の場合、ルメール騎手は、皐月賞3着のファントムシーフと青葉賞を制したスキルヴィングから、後者を選択しています。  皐月賞からの逆転を目論むタスティエーラ、ファントムシーフは、「テン乗り」の呪縛を解くことができるのでしょうか。 今年の該当馬(前走と同じ騎手が騎乗) 2スキルヴィング、4トップナイフ、5ソールオリエンス、6ショウナンバシット、8メタルスピード、9グリューネグリーン、10シャザーン、16パクスオトマニカ、18サトノグランツ
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ステップレースは皐月賞組が圧倒的
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馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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