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‟日本ダービーしかやらない”人のための的中馬券を導き出す3つのチェックポイント

ステップレースは皐月賞組が圧倒的

 最後にステップレースをチェックしていきましょう。今年の出走18頭の前走使用レースは、皐月賞=11頭、青葉賞=2頭、毎日杯=2頭、京都新聞杯=1頭、プリンシパルS=1頭、UAEダービー=1頭。  それぞれのステップ別の成績は次の通りです。 ・皐月賞 14-12-12-130 単勝回収率55% 複勝回収率63% ・青葉賞 0-4-4-43 単勝回収率0% 複勝回収率78% ・毎日杯 1-0-0-6 単勝回収率167% 複勝回収率38% ・京都新聞杯 2-3-1-37 単勝回収率223% 複勝回収率56% ・プリンシパルS 0-0-2-25 単勝回収率0% 複勝回収率25% ※前走UAEダービーは該当例無し  皐月賞組が断然。ただ、そのままベタ買いしても回収率は伴いません。着順でソートをかけてみると、皐月賞10着以下は1-1-1-43で複勝率6.5%しかないので、皐月賞9着以内が巻き返しのボーダーラインです。なお、皐月賞馬は6-3-2-8。

「青葉賞馬制覇の悲願」は叶うのか

 青葉賞組は複勝率15.7%で皐月賞に次ぐ成績。ただ、前回のTAROさんの記事でも書かれていた通り、青葉賞組はいまだにダービーを勝てていません。1着というより、3着内候補として有力です。こちらも着順でソートすると、青葉賞1着馬は0-4-2-13、2着以下だと0-0-2-30なので、青葉賞組は勝ち馬だけをマーク。  京都新聞杯組も1着馬が1-3-1-13で、2着以下だと1-0-0-24。京都新聞杯敗退からの馬券内率は4%しかないので、青葉賞と同様に勝ち馬だけを押さえておけばよさそう。  毎日杯組は21年にシャフリヤールが勝利。好走率の高いローテーションではありませんが、勝ち馬には一応の警戒が必要でしょうか。プリンシパルS組は、押さえるなら3着の穴まで。今年は7頭立てでレースレベルに疑問も残るので評価を下げます。 今年の該当馬 2スキルヴィング、4トップナイフ、5ソールオリエンス、6ショウナンバシット、7フリームファクシ、8メタルスピード、10シャザーン、12タスティエーラ、13シーズンリッチ、14ファントムシーフ、18サトノグランツ  以上、3つのチェックポイントを全て満たしているのは2スキルヴィングのみ。2項目クリアは、4トップナイフ、5ソールオリエンス、6ショウナンバシット、8メタルスピード、10シャザーン、18サトノグランツの6頭でした。  馬券の軸は2スキルヴィング。ただし、青葉賞組は勝てないというデータも考慮して、3連複の軸とします。フォーメーションで、1列目に2スキルヴィング、2列目に2項目クリアの6頭、3列目に、1項目該当ながらダービーでの好走率が高い皐月賞の2、3着馬である12タスティエーラと14ファントムシーフ、さらに絶好の最内枠を引き当てた1ベラジオオペラを足した9頭を置いた33点買いで勝負してみます。 文/松山崇
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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