更新日:2023年06月22日 02:16
恋愛・結婚

「“大量出血した”妻の代わりに義母と新婚旅行を満喫」…マザコン夫が放った衝撃の言い分

「親と絶縁する」と言ってくれていたのに…

関西地方在住の浅田京子氏(仮名・30代)もまた、結婚前に気づきにくい“ステルスマザコン”の被害者だ。 「うちの夫は勤務医で、実家がクリニックを経営しています。他院でのアルバイトや実家からの役員報酬など含めれば、年収は5000万円近くになると思います。結婚しようという段になったときのことは、今でも鮮明に覚えています。 夫に打ち明けられたのは、『親が過干渉過ぎて、交際相手を認めようとしないから、ここ一年半は距離を置いているんだ』という話でした。続けて、『このまま君とのことを認めてくれないなら、親とは絶縁する』とも。私はとりたてて親と絶縁してほしいとは思っていませんでしたが、その誠実な態度は好ましく思いました」

妻が行けなくなった新婚旅行に代打参加…

紆余曲折を経て義母は結婚に承諾したが、その後の夫の態度は裏切りと呼ぶにふさわしいものだった。 「義母は子どもである夫を溺愛していて、とにかく離したがらない人です。最も驚いたのは、私が妊娠中、切迫早産になり、新婚旅行をキャンセルしようという話になったときです。義母は『それなら私が行きます』と言い、夫と二人で旅行を満喫。 彼らの旅行の最中、私は大量に出血して緊急入院になりましたが、夫に連絡しようにも一日がかりのイベントがあったとかで、連絡がついたのは翌日でした。義母はたっぷりと写真を撮り、親子の思い出を作れたとご満悦でした。夫もさもそれが当然という素振りで、結婚前の決意表明は何だったのかと呆れます」
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出産時も実家優先
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ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki

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