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「背徳感あるエロを描きたい」“お嬢様校”出身の25歳美女が、両親の反対のなかでAV監督になった理由

SODに内定したら…家族から猛反発

レミレミ

SOD社のフロント前。歴代のAV女優のポスターが飾られている

<日本で一番欲望に忠実な会社です>。採用サイトにそう大きくキャッチコピーを掲げていた会社こそ、SODだった。  当時のことをレミレミ氏は「キャッチコピーを見たときは衝撃が走りました。欲望に忠実に仕事をしている清々しさ。ここでなら私の欲望も仕事になり、働いてみたいなと思った」と振り返る。  そんな思いを抱えながら、首都圏の有名大学へ進学。放送研究会に所属し、生番組の企画・MCを担当するなどしていた。ただ、映像作品の編集に関しては、まったく触れなかったという。 「THE・普通の大学生でした。恋をしたり、サークルの合宿をしたり、バイトをしたりなど。そんなこんなで大学4年生になり、就活シーズンが到来。SODも受けようと思っていたけれど、広告代理店のコピーライターも志望したりなど、迷っていて。いくつもの会社説明会に行きました。SODは真面目にエロをやっている先輩社員の話を聞けて、かっこいい・楽しそうと思ったんですよ」  説明会の帰りにお土産としてもらったのはAVとシコロール(=トイレットペーパー)、地下アイドルのライブ終わりのスカートの中の匂いをイメージした入浴剤だったという。大学在学中も自宅から通っていたことから、すぐに部屋の中に隠したとレミレミ氏。ところが……。 「会社の紙袋はそのままゴミ箱に捨ててしまったんです。当然、母にバレました。その後、いろいろな会社から内定をもらい、自分の欲望に忠実に生きたいと思ったことから、SODへ入社を決意。母に打ち明けようとすると『まさかアダルトビデオじゃないよね』と当てられました。そこから父も参加し、家族会議になって。キレる母、冷静に諭してくる父、泣きじゃくる私。社名を検索すると女子社員モノが引っかかってくるから、火に油を注ぎ、とんでも空間でしたよ(笑)」

「オオサンショウウオちんこ」に驚がく

レミレミ

レミレミ氏がもらった入浴剤は一番右

 今でも両親は反対しているという。ただ、「監督をやったよ」と母の誕生日に報告をしたら「すごいね、がんばってね」と言われたとレミレミ氏。なんだかんだで、応援してくれている両親には感謝が絶えないと語る。  両親の反対を押し切ってAV監督の道を歩んだことについて、レミレミ氏は「エロってタブー視されがちなんですけど、三大欲求ですし。人類が発展してきた根源になっているというか。エロを身近に置くことで、生活はより豊かになると思うのです。そこにも貢献していきたい」と語る。 「とはいえ、内定者インターンからこれまでずっと驚きの連続ですよ。初めて行ったAV撮影の現場が4Pものでした。そのうち、一人の男優さんのチンコが大きすぎて。股間からオオサンショウウオがぶら下がっているかと思いました。こんなのAV業界でなければ見なかった光景でしたね」
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撮影時に服を脱ぎたくなる
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