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「背徳感あるエロを描きたい」“お嬢様校”出身の25歳美女が、両親の反対のなかでAV監督になった理由

撮影時に服を脱ぎたくなる

レミレミ

2010年代半ばから人気を博した「SOD女性社員がAVデビューシリーズ」

 現在は監督として、2~3本の企画を同時に走らせているレミレミ氏。帰りが遅くなることも多いという。それでも監督を続けられているのは、「それぞれの作品に全て愛があるから」とレミレミ氏は語る。  マジックミラー号はコンテンツとして終わりだ――。そんな言葉を他のAV監督に投げられ悔しい思いをしたこともあるが、レミレミ氏は「自分なりの新企画で、この手もあったか!と見返してやりたいですね。監督として、ミラー号の一ファンとして、伝統は守りつつ新しいマジックミラー号の形を作りあげていきたいです」と語る。  日々の仕事についてレミレミ氏が意識していることはなにか。 「女優さんや企画案を鑑みて、背徳感といった自分が求めているエロとお客さんから求められているエロの中間地点を探って、落とし込むことですかね。あと女優さんや男優さんと同じ姿勢で向き合うことです。撮影時に私、服を脱ぎたくなるんですよね。お互い裸になって分かり合えるものがあるんですよ。サウナで女優さんのインタビューを撮ったときに、私も最終的に脱いで撮影しました。AVの中ではメインは女優さんですから、男性監督とは違う目線で話を引き出せないかなと思ったんです」

背徳感あるセックスを描きたい

  レミレミ 一方で、撮影時に監督として指示する内容にレミレミ氏はこだわりがあるという。 「気持ちよかったらシーツや枕を掴む、男性の目をちゃんと見てセックスするなど、見ている人に感じていることを最大限伝えるようお願いしたりします。『目は口ほどに物を言う』じゃないですけど、目はさまざまな感情が表れる一種の性器だと考えているので、目をつぶってしまうのはもったいないと思っているんですよね。  またセックスの背景を詳細に描こうとも意識してますね。抜けるだけではなく、セックスに至るまでの過程をドラマ風に描いたりとか。女性が恋に落ちるなどといったセックス後の男女の心情変化を詳細に演出したりも。また、男女が下着交換をして、男性がブラをつけたりなど、面白いエロ要素も描いたりもしてますよ」  レミレミ氏が最後に今後の展望を語る。 「エロってやっぱり背徳感がとても大切で、友達が一線を超えてしまうなど、なんか見ちゃいけないものがエロいというか。動物的なセックスとかそうですよね。そんなことを描けるような監督になれるようがんばります。  もう一つの目標はやはり、エロをエンタメとしてシェアできる世の中にしたい。エロってまだまだ人と喋りにくいジャンルだと思うんです。特に女性は。でも、しゃべりたい人もたくさんいると思っています。実体験はハードルが高いですが、『最近こういうAVがあってね…』と、コンテンツとして思わず人に話したくなるようなエロくて男女問わず楽しめる作品を、女性監督ならではの目線で作っていきたいです!」 <取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/皆川貴海>
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