更新日:2023年07月28日 03:04
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64店舗出禁のパチプロが「勝つために使用しているサイト」と“2つのスマホアプリ”を公開

Excelは期待値計算に便利

 むかしは「ボーダーライン(損益分岐点)よりもプラス4回転だから、5000個ほどは浮くだろう」みたいなドンブリ勘定のプロが多かった。けれども、いまはスマートフォンの表計算アプリを使用するのが主流となりつつある。  あらかじめ期待値を求める計算式をプログラムしておき、出玉数、回転率、時間効率、これらをリアルタイムで代入していく。 パチンコ
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こちらが実際にミネッチ氏が入力したExcelデータ

 機種ごとの連チャン率が公表されているため、この計算式が成り立つ。初当りの期待出玉から、初当りまでにかかる平均玉数を引けば期待差玉が求められる。これくらいの計算ならば電卓でも十分に思えるが、メモ帳の代用品と考えれば超優秀なアプリだ。これが難しいようならば「期待値計算ツール」とネット検索して、簡易的なものから慣れていくといいだろう。

「水平器」でネカセをチェックできる

 技術力や計算力が向上しても、「なぜだか回転率が伸びないぞ……」と悩むプロは多い。釘が原因じゃないのならば、それはネカセの影響だと思う。  たとえば「大海物語5」「ガンダムユニコーン」のように、ステージの位置が低く設計されているマシンは、ステージへの乗り上げ個数が多く、ネカセの影響を受けやすい。  台が奥に倒れているような調整であれば、ステージ経由のヘソ入賞は千円あたり6個ほど。手前に倒れてきそうな調整であれば、千円あたり1個しか入賞しないケースもある。これはさすがに無視できない数値だ。  だからといって100円ライターを盤面にアテて、オイルの傾きから「この台は奥に倒れているかもしれない」などと予測するのは時代遅れ。格好だけはプロっぽく見えるが、実のところ記録として残すほどの情報量は得られない。
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「水平器」アプリを使用すれば、パチンコ台の上にスマートフォンを置くことで台の傾斜を測ることができる

 ビデオカメラに取り付けるような水平器も使ったことがあるけれど、デジタル表示されるスマートフォンアプリの方が視認性に優れている。0.1度の違いを、確実に見抜けるのは画期的だ。
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実際に使用すると、このように傾斜が表示される。この向きで使用する場合、奥の数字大きくなるほど優良台となる可能性が高まる

 これさえあれば、ステージ決定率の悪い台を回避できる。
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ストップウォッチを使用して出禁になったことも
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技術と釘読みで凌ぐパチプロ生活が20年。その稼働内容を、雑誌(パチンコオリジナル実戦術、必勝ガイドMAXなど)に寄稿し始めて10年が経つ。YouTubeの密着シリーズ(パチダンTV)は特に人気があり、70万回再生を超えた。
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