カーライフ

バブル期には最高2億6000万円!忘れられない「フェラーリF40」の美しいアフターファイアー

思い出第2位

思い出第2位は、インタビューを口実に、猪瀬直樹氏に「新東名や新名神は必要なんです!」と直談判したこと。 道路公団民営化議論が始まった’02年頃、私は高速道路研究家として日本中の高速道路の建設予定地を巡り、建設を続行すべき重要路線と、中止すべき不採算路線があると結論していた。
オートクラブ

これを機に、猪瀬さんのことは何度も取材させていただきました

一方、当時、道路四公団民営化委員だった猪瀬氏は、高速道路を「ムダの権化」「悪しき日本の官僚主義のカタマリ」と断じ、建設をすべて凍結するとブチ上げていた。「このままではマズイ! クルマ好きにとって大ピンチ!」と、危機感を抱いたのです。 最終的に日本道路公団は分割民営化され、奇跡的とも言える経営の健全化に成功。新東名をはじめとする重要路線の建設は続行され、超不採算路線は「新直轄」という名の無料の自動車専用道路(全額税金で建設)に変更されている。現在はどちらもおおむね完成して、日本中どこへ行くにもかなり便利になりました。SA/PAも充実したでしょ? あのとき、猪瀬氏にアプローチできたのはSPA!本誌のおかげ。結果的に日本国に多少貢献できたかもしれん。
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第3位は…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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