仕事

一日17時間拘束で休みゼロ…美容師の“超絶ブラック”環境。半数以上が3年もたない

デビューできるかは個人のセンス次第?

美容師「体感で、同期の7~8割は美容師を辞めてますね。半年くらいで辞める人もいれば、2年目で辞める人もいるし。やっぱり、アシスタント期間の長さや、労働時間に対する給料の低さを理由に辞める人が多い印象です。でも、今も美容師を続けている同期は、営業時間の前後の練習を続けて、ほぼほぼスタイリストになれてるかな。一方で、他店で働いている2~3個年上の先輩はまだアシスタントだったりするので、スタイリストデビューにかかる期間は店によってバラバラですね」  正社員の勤務形態は全体的に改善されつつあるとはいっても、やはり職人気質な業界。スタイリストデビューできるどうかは、店の方針や、個人の元々のセンスやスキルに大きく左右されるようだ。  佐々木さんが勤めるチェーン店のような研修体制が必ずしも正解ではないかもしれないが、ベテランと肩を並べてイキイキと働く若手スタイリストの姿を見るにつけ、美容師としての技術とマインドを叩き込み急成長を促す「短期集中型」研修は、業界のホワイト化への糸口になりそうだと感じた。 <取材・文/日刊SPA!美容業界の実態調査隊>
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