白毛の人気者がデビュー予定も、馬券的にはコチラ
レガレイラの半兄ドゥラドーレスは昨年の菊花賞4着馬。今後の活躍がおおいに期待されている
7月9日(日)は、各地で注目馬が目白押し。一気に紹介していきましょう。
まずは函館から。函館5R(芝1800m)に出走予定の
レガレイラ(父スワーヴリチャード、母ロカ・牝)は、現オープンのドゥラドーレスの半妹。お母さんのロカはキャリア1戦で臨んだ阪神JFで1番人気に推されるほどの素質の持ち主でした。
ノーザンF早来・佐藤厩舎長によると「全身を使った推進力のある走りで、いかにも切れそう」とのこと。一説には、育成場で、開幕週の新馬戦で好内容の2着だったチェルヴィニア以上の評価をされていたとも。
テンションの高い面があるというのが唯一の不安材料ですが、まともに走れば能力で圧倒してくれるのではないでしょうか。
なお、このレースにはソダシの半弟で白毛馬の
カルパ(父モーリス、母ユキチャン・牡)も出走を予定しています。
中京5R(芝2000m)はPOGファン必見のレース。この世代屈指の人気を集めた
ドゥマイシング(父ドゥラメンテ、母フォースタークルック・牡)が登場します。母はアメリカのGⅠ馬、父はリバティアイランドやタイトルホルダーを送り出したドゥラメンテという良血。2022年のセレクトセールで、藤田晋氏に2億円(税抜)で落札されました。
春の取材では、育成を手掛けるノーザンF空港・田中厩舎長、管理する矢作調教師ともに、素質を高く評価しており、当然、出たとこ勝ちが期待されます。
ただ、このレースには、半兄に
ステルヴィオを持ち、同じくセレクトセール2022で2億2000万円(税抜)という高額で落札された
ラケダイモーン、調教で軽快な動きをみせている
ミカエルパシャなど、強敵が揃いました。
ハイレベルな一戦になることは間違いなく、ここの勝ち馬は、その後の活躍を大いに期待していいでしょう。
福島からは福島5R(芝2000m)に出走予定の
アニマシオン(父ルーラーシップ、母アニマトゥール)を挙げておきます。兄姉は前評判ほど走れていませんが、追分Fリリーバレーの吾田厩舎長は「この子はちょっと違うのでは?」と期待を寄せていました。
以上、土日の新馬戦5鞍について、注目馬を紹介していきました。
個人的には、2歳新馬戦では“注目馬転がし”を敢行しており、今週は……
土曜函館5R ドナベティ(複勝)
↓
土曜福島5R ルシフェル(複勝)
↓
日曜函館5R レガレイア(単勝)
で3コロと目論んでいます。最後のレガレイアは、話題のカルパの単勝が売れる分、オッズが甘くなりそう。1.5倍→1.3倍→3.0倍での6倍弱と皮算用しているのですが、果たして。
文/松山崇
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。