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今、最も主流な闇バイト「キャッシュカードすり替え」の手口とは?狙われやすい地域も

老人を襲う「嘱託強盗」遺産争いにまで悪用!?

 闇バイトによる高齢者を狙った強盗事件は後を絶たない。その最たるケースとして世間に衝撃を与えたのが、東京都狛江市で女性(90歳)の命が奪われた事件だ。
最新[闇バイトのヤバい]手口

ルフィ事件で女性が殺害された現場。その後も、広域強盗は後を絶たない(写真/産経ビジュアル)

 突然複数人が押し入り、結束バンドなどで拘束したあげく、激しい暴力を振るって金品を奪う。  悪辣極まりないアポ電強盗は、あろうことか親族間の諍いにも悪用されているというから驚きだ。最新事情に詳しいライターの吉山浩二氏(仮名)が解説する。 「戸籍が複雑だったり、関係が悪くて遺産が入らないという孫たちが、犯罪集団に『ウチのばーちゃんを狙ってほしい』と仕向けるんです。  頼るのは地縁のヤクザか半グレが多い。そいつらが闇バイトを募って即席の強盗集団を組織し、ボコらせるんです。  なんせ孫からのタレコミだから、情報が正確。どこにカネや貴金属があるか、一人になる時間帯はいつか、事細かに把握したうえで犯行に及ぶので、カネを奪いやすい」

「集団心理から犯行が過激化」

最新[闇バイトのヤバい]手口

※画像はイメージです

 闇バイトの強盗が恐ろしいのは「集団心理から犯行が過激化する点にある」と語るのは前出のフナイム氏。 「お年寄りが仲間にバットで殴られて『痛い、痛い』と泣き叫ぶ様子を見ると、恐怖がその場で伝播します。ほかのコもパニックになり、自らもボコボコに殴ってしまう。集団ヒステリーが思わぬ結果を招いてしまうのです。狛江の事件で死に至ったのはそういう側面が強かったのでは」  行き当たりばったりの素人犯行が凶悪化している。
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更生支援活動家・フナイム氏

【更生支援活動家・フナイム氏】 ’15年に特殊詐欺事件の主犯として逮捕。現在は更生支援活動家としてSNSやメディアを中心に活動を行う。YouTube(@funaim5-life) 写真/産経ビジュアル PIXTA 取材・文・撮影/週刊SPA!編集部
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