仕事

年収1000万円以上を稼ぐ61歳の便利屋。事業を3ヶ月で軌道に乗せた「驚きの工夫」

コンスタントに年収1000万円以上を稼ぐ

低年収業界でも[1000万円稼ぐ人]の肖像

安心感を与え丁寧に対応。この繰り返しが売上高を伸ばしていく秘訣です(相川さん)

一人でオフィスを立ち上げて、3か月後には月の売り上げは100万円を突破。今ではコンスタントに年収1000万円以上を稼ぐ。 厚労省の’22年度賃金構造基本統計調査によると、「便利屋業」の平均年齢は42.2歳で、年収は382万円ほど。実入りの少ない業界にあって、実に3倍近い収入を得るまでになったということだ。

仕事が軌道に乗ったワケ

低年収業界でも[1000万円稼ぐ人]の肖像

相川さんが言及していた「あんしん屋」のチラシ。手書きでびっしりと書かれている。これを月に一回配って回る

「すぐに軌道に乗ったのは、チラシ作りにこだわって、ポスティングに力を注いだことに尽きます。頑張ってホームページを制作してもお年寄りは見ないし、遠方の方の依頼には対応できない。その点、ウチのチラシは手書きの白黒仕様で顔写真つきなので、手作り感があって人柄も伝わりやすい。この3年だけでも自分一人で合計3万世帯にポスティングしています」 便利屋ビジネスはコロナ禍で、自宅待機を強いられた買い物難民が殺到して活況を呈したことで知られている。低収入を嘆くよりも、ターゲットを定めて独自の営業努力を続け、虎視眈々と商機を窺うのも成功の秘訣と言えそうだ。 【相川法明さん(61歳)】 1961年、東京都生まれ。高校卒業後ビルメンテナンス業務などの仕事に就いた後、1999年に「あんしん屋」を開業。地域密着型の便利屋 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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