『18／40』の同18日放送の第2話は個人3・6％、T層1・4％、F1層3・0％（世帯6・8％）。10代のT層がやや低いのは主演の深田恭子（40）と福原遥（24）にも一因がありそうだ。 　深田のメインのファン層は30代から40代に違いない。10代のT層とは年齢差があり過ぎる。一方の福原は2022年度下期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』でヒロインを演じ、一躍人気者となったが、T層は学校があるので、朝ドラをほとんど観ない。 『18／40』制作陣は深田と同年代の40歳前後と福原と世代が近い20歳前後の視聴者をどちらも取り込もうとしているのだろう。だが、そう上手くいくのか。ストーリーがやや平板なのが気になる。 　ちなみに橋本環奈（24）が主演した前作『王様に捧ぐ指輪』の最終回は個人4・5％、T層3・5％、F1層4･9％（7・8％）。あらかじめ若い視聴者を狙っていたので、成功だった。 　この作品を「荒唐無稽な話」と揶揄する向きもあったが、誰だって若いうちは夢物語みたいなストーリーを好む。男の子が『仮面ライダーシリーズ』（テレビ朝日）に夢中になるのと一緒である。