「君、向いてないよ」電話営業の顧客からまさかのダメ出し!“理不尽な人事異動”に悩む44歳
「電話営業」にみなさんはどのようなイメージを持っていますか? いきなりの電話で販売トークが始まるので、なかには敬遠している人もいるのではないでしょうか。掛ける側も直ぐに切られたり、文句を言われたりして、結構ストレスがたまるようです。今回は、人事命令でいきなり電話営業に配属された男性の不憫すぎるエピソードです。
もともとは家電メーカーに経理部として採用され、ファイナンス畑を20数年担ってきた圭太さん(仮名・44歳)。ある日、人事部長に呼び出され、「経理部をアウトソーシングで回す」と言われたそうです。
「全く青天の霹靂でした。そしたら今度は営業部長から呼び出されて、電話営業部に配属が決定したと報告を受けたんですよ。経理部で数字とにらめっこする毎日から、全く経験がない電話での営業ですからね……。当時は流石に戸惑いを隠せませんでした」
そう話す圭太さん。今までの仕事にはかなりやりがいを感じていたため、気は進みません。かといって退職するわけにもいかず、異動を甘んじて受け入れたそうです。
電話営業部隊の部屋は、ほとんどが契約社員かアルバイトの女性ばかりで、圭太さんは初日からストレスにさいなまれました。それでも家族のためにがんばっていこうと決意し、新しい環境に一刻でも早く慣れるために仕事に専念し始めたといいます。
「しばらくは先輩スタッフの横で仕事の様子を観察する毎日でした。ですが、ついに私にも独り立ちする日がやってきたんです。まずは、比較的説明がしやすい掃除機や乾燥機などの家電の電話営業がメインでした」
ただ、電話で営業トークをする以前に、最初のワンフレーズを語るだけでガチャギリされる毎日だったと言います。
「心が折れそうになることもありましたが、家族のことを思い出し自分を奮い立たせて、分厚いマニュアルを手元に置きながらの地道な電話営業を繰り返していました。そうしているうちに、徐々にガチャギリの割合も減ってきて、少なからず商品説明もできるようになってきたんです」
未経験な電話営業への急すぎる異動
やっと身に付いてきた仕事
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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