仕事

「対応するまで帰らせない」取引先のカスハラ社員の顔色を一変させた“逆クレーム”

「何様のつもりだ!」と強い口調で言われ…

ハラスメント 現品や画像など、製品の状態が確認できないと交換は難しい旨を説明した加賀美さん。しかし、取引先の要求はますますエスカレートする。 「『顧客の言い分が信用できないのか! 何様のつもりだ! いいからすぐに代品を持ってこい』と強い口調で言われました。上長に相談し、とりあえず訪問し、現状を確認することになりました」  加賀美さんは到着するや否や、取引先から「代品は?」と詰め寄られた。 「担当者は激高した様子で『さっきお前は、今日中の納品は物理的に無理と言ってたけど、現実は来れたじゃないか。嘘ついたのか。そんな嘘つきのいる会社の製品は信用ができない!』とまで言われました」  そして、思いもよらない事態へと発展することに。

3時間超拘束された結果…

「最終的には、『取引停止にしてやるからな。無礼な発言に対する謝罪と、顛末書を今すぐ作成しろ。対応するまで帰らせない!』と脅迫じみたことまで言われてしまったんです。結果、3時間くらい拘束されました」  心配した加賀美さんの上司が連絡をし、「社内で至急検討する」ということで一旦帰宅することになった。 「一部始終を上長に説明しました。顧客の態度に見かねた上長は取引先顧客の上司に逆クレームをいれました。すると、取引先でも問題視され、担当者は処分として部署異動になりました」  後日、取引先からは正式に謝罪があり、クレーム品の交換は不要で納品は通常通り、今後も取引を継続することになったそうだ。 「嫌な思いを体験しましたが、最後は謝罪と処分がありスカッとしました」 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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