恋愛・結婚

スマホを肌身離さない彼氏の“真意”に「ふざけるな!」。入籍しない派カップルの末路

結婚式くらいは挙げておきたい

 お互いの仕事を優先でデートをすることが暗黙の了解。「子供ができるまで籍は入れない。同棲もしない」と話し合い、関係を続けてきた。けれど付き合って2年が経った頃、千里さんの心境に変化が起きる。 「ある日、鏡を見たら細かいシワやシミがやたらと目についたのです。いちど気になったら、結構気になってしまって…。『結婚式ぐらいは挙げておきたい』『もうすでに歳だけど、まだシワの少ないうちにウェディングドレスで写真を撮っておきたい』とTに相談しました」  Tさんが快く承諾してくれたため、2人は式を挙げて写真を撮ることに決め、さっそく予定を立てることに。そんなとき、普段はロマンチックなことなどまったく興味のないTが、「2人だけのナイトウェディングはどうだろう?」と提案してきたのだ。

「既婚者とかではないよね?」親友の一言に

“実は好意があった女友達”と付き合えた男性Tが提案してくれたのは、地方にある地中海を彷彿とさせるリゾートホテルでのナイトウェディング。空いっぱいに広がる星空を眺めながら、2人だけでしっとりと祝う大人の結婚式です。想像しただけで気持ちが盛り上がり、ハイテンションで了承しました」  次の日、昔からの親友にウキウキしながらナイトウェディングのことを報告。無意識にお祝いの言葉を期待した千里さんだったが、「タイミングを見計らって前から聞こうと思っていたんだけど、Tって、既婚者とかではないよね?」と、ポロリとつぶやかれてしまう。 「Tが既婚者だなんて、そんなこと、頭の片隅にもありませんでした。でも、これまでのTの言動を思い出したら、ハッとすることばかり。お泊りデートが月1回ぐらいしかないこと、そして、スマホを肌身離さずお風呂にまで持って行くところも怪しいと思いました」
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既婚者かどうかスマホを見たら…
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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