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元ジャニーズJr.橋田康さん、性被害告発で目指す場所「声を上げても、楽しく元気に夢を与える仕事ができると証明したい」

 これまで日の目を見なかった男性の性被害が、法改正やジャニーズ性加害問題がきっかけとなり、社会の一大関心事となった。しかし、そこには数々の難問が潜んでいた——。  ジャニー喜多川氏による性加害を巡っては、多くの元所属タレントが告発しているが、そのひとり、橋田康氏が取材に応じてくれた。

ジャニーズJr.時代の性被害をなぜ告発したのか

男の性被害実態

元ジャニーズJr.の橋田康氏

 ジャニーズJr.として活動していた1999年に性被害を受けた橋田氏はなぜ、告発したのか。 「ジャニーズ事務所は私にとって、すごく大切な場所。事務所が少しずつ弱っていくなかで、自分だったら違った結果をもたらせられるのではと考えました。  ちょうど自分の会社を設立して新しいスタートを切ったばかりで、物事がいい方向に変わるのではないかと思ったからです」

「性加害はタブーであり、パンドラの箱を開けてしまった」

 反響は大きく、橋田氏は一定の手応えを感じている。 「多くのメディアが目を向けてくれるようになりました。性加害はタブーであり、パンドラの箱を開けてしまったわけですが、社会が見て見ぬふりをできない状態にしたことは、大きな一歩だった」
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自分が動くことで、社会を変えたい
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