更新日:2023年08月30日 14:30
恋愛・結婚

「薄毛を気にしない国」の女性と無事結婚。コンプレックスに打ち勝った30代男性の証言

薄毛に寛容な欧米に行くつもりが…

 ただし、赴任先は中国。彼の中では完全に想定外の国で、このときばかりは駐在員に応募したことを後悔したとか。 「私がイメージしていたのはあくまで欧米。中国は容姿に関して日本に近い価値観を持っているような気がしたからです。会社からも最初は『欧米圏に行ってもらうことになると思う』と言われていたのですが、家庭の事情で退職する駐在員の穴埋めという形で急きょ決まったみたいです。本音を言えば辞退したかったですけど、自分で立候補した以上、さすがに断ることはできないので……」

薄毛バレ覚悟で短髪にイメチェンしたら…

 それでも赴任当初は中国語をほとんど話せないこともあり、いい意味で周りからの目を気にせずに済んだ。これを前向きに捉えた大野さんは、髪型を坊主に近い短髪にモデルチェンジ。頭頂部は少しさみしくなっていたが、そこまで気にならなかったそうだ。 「キャラ変というのは言い過ぎかもしれませんが、以前より積極的に女性ともコミュニケーションを取れるようになりました。職場の中国人スタッフと仲良くなると、プライベートの飲み会や食事会に誘われることが増え、そこで知り合ったのが3歳下の女性でした。  同僚の友人の妹で私の隣に座っていたのですが、彼女は日本のアニメが大好きで当時中国で流行っていた『銀魂』や『NARUTO』の大ファン。私も好きな作品だったので話が盛り上がり、連絡先を交換してメールでやりとりするようになっていました」  休日には2人きりで会うようになり、地元を案内してくれたり、普段は外食ばかりだと知ると自宅に食事を作りに来てくれたことも。そんな世話焼きな一面にすごく惹かれ、出会ってから3か月後に告白して交際がスタートする。
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すぐに打ち解けたのは薄毛のおかげ?
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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