更新日:2023年08月30日 14:30
恋愛・結婚

「薄毛を気にしない国」の女性と無事結婚。コンプレックスに打ち勝った30代男性の証言

 男性にとっては切実な悩みである薄毛。すでに中高年であればまだ諦めがつくかもしれないが、結婚どころか恋人すらいない20代・30代であれば劣等感を抱いてもおかしくないだろう。しかし、そんな逆境にもめげず、彼女をゲットしている男性が多いのも事実だ。  建設関連会社に勤める大野光彦さん(仮名・37歳)も若いころから薄毛に悩んでいたひとり。いろんな育毛剤を試したものの期待した効果は得られず、20代半ばを過ぎると頭皮の地肌が見えるほどの状態に。髪型でなんとかごまかしていたが当時は恋人もいなかったため、「このままだと彼女ができる可能性がますます遠のく……」と内心焦っていたという。
薄毛

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薄毛がコンプレックスで女性にもアプローチできず

「学生時代、一部の同級生から薄毛のことをたびたびイジられていたんです。当時は自分も笑ってその場をやり過ごしていましたが、やっぱり周りからそう見られていたんだと思うとショックでした。だからといって開き直って坊主や短髪にする勇気はなく、就職しても隠そう、ごまかそうという方向ばかりに意識が向いていました」  そのため、友人や会社の同僚から女性を紹介してもらったり、合コンに参加しても薄毛という引け目もあって積極的にアプローチすることができなかったそう。だが、28歳のときに転機が訪れる。会社から海外転勤を命じられたのだ。

一抹の期待を抱き、海外駐在員に

 実は、社内で海外駐在員を公募しており、大野さんはこれに立候補。役員面接などを得て選ばれたわけだが、応募した理由はキャリアアップのためだけではなかった。 「大学時代の短期留学をはじめ、出張や旅行などで欧米などの海外を訪れる機会は何度もありましたが、同年代の薄毛の男性でも恋人のいる方が多かった。実際、日本に比べるとコンプレックスに感じている人は少ないみたいでした。一番の理由は海外で働いてみたかったからですけど、いい出会いがあるんじゃないかって下心があったのも事実です(笑)
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薄毛バレ覚悟で短髪にイメチェンしたら…
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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