「毎月7万円の仕送り」を強要された30代女性…“毒親の洗脳”を解いた婚約者の一言
―[家族に蝕まれる!]―
毒親育ちは、人生の足枷になる。毒親に育てられた子どもは、およそ“子ども”と呼べる年齢を過ぎてなお、精神的に支配され、懊悩を続けるからだ。
本連載では、毒親に育てられながらも、社会で自分の場所を見つけようともがく市井の人々に焦点を当てる。
歯科衛生士として勤務する岡本浩子氏(仮名・30代)は、数年前に東京に転居してきた。初めての独り暮らしだ。結婚を控えたパートナーもいる。
「県外に出ることは、私にとって大冒険でした。それまでは狭くて暗い檻の中にいたので……」
東京からそう遠くない地域の出身である岡本氏がここまで言うのには、理由があった。
母には誰も逆らえなかった
「あなたは私の最高傑作」といわれて
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ