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「延長なんて言ってない!」カラオケ店で怒鳴る泥酔オジサン客に、男性店員が出した“シビアな結論”

 飲み会の締めとして定番のカラオケ。毎晩多くの客が飲み屋経由で流れ込む一方、ほろ酔い気分の彼らゆえに手を焼くことも少なくないのだとか。今回は、そんなカラオケ店のスタッフが遭遇してしまった迷惑客とのエピソードです
カラオケ

※写真はイメージです

 都内のとあるカラオケ店で正社員として働いている祐介さん(仮名・32歳)。祐介さんが勤務するカラオケ店の周辺は多くの飲食店が乱立する繁華街だそうです。

飲食店のはざまにあるカラオケ店

それが理由で夜になったら三次会、四次会で来店してきた、かなりお酒に酔っ払ったお客さんが目立つんですよね。なので、夜にお客さんに絡まれたり理不尽なことで怒鳴られたりで困っているアルバイトの子も多いんですよ。この前なんか受付の隅のほうで“用を足していった”スーパー困ったお客さんもいましたよ」  そう深刻な顔で話す祐介さん。そんなお客さんの対応に追われながら、それでもやりがいを感じ、多忙な日々を過ごしているそうで、この日も酔っぱらいの一行に振り回されていたといいます。

この日も訪れた安定の酔っぱらい客

その団体客は、オーダーしたフードを何度もキャンセルしたり、『床にこぼしたから処理してほしい』とか、とにかく手がかかる客でした。その後しばらく歌に集中していたのか静寂が戻ったと思ったら、いきなり大音量がフロントまで響き渡ってきて。何かと思ったら、なんと酔っぱらいが過ぎたのか、ドアを解放したままで歌いまくっている始末だったんです」  そうこうしている間に利用時間の2時間が過ぎようとしていたので、祐介さんは一行の部屋に電話を入れたそうです。 「電話の相手は案外しっかりとした口調の女性でして、『時間と飲み放題それぞれ延長で~』とのことだったので、私は言う通りにフロントの端末に利用状況の更新を入力しました。それから1時間後、一行はフロントまでぞろぞろと出てきました」
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訳のわからない文句を言う年配男性
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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